エアコンを「つけっぱなし」で1週間の旅行に行ってしまった…!「電気代」はいくらかかる?

AI要約

エアコンを1週間つけっぱなしにした場合の電気代を計算し、無駄な支出を避ける方法について解説しています。

エアコンの消し忘れを防止する方法として、メモを活用したり家族の協力を仰いだりするなどの対策を紹介しています。

旅行などで家を空ける際は特に注意が必要で、遠隔操作できるエアコンを選択することもおすすめされています。

エアコンを「つけっぱなし」で1週間の旅行に行ってしまった…!「電気代」はいくらかかる?

毎日確認しているつもりでも、ついやってしまうことに「電化製品の消し忘れ」が挙げられるでしょう。中でもエアコンの場合、つけっぱなしにしていると電気代が高くなるため、受けるショックは大きいものです。

しばらく家を空けてから帰宅した際に、エアコンが稼働していることに気づくと、後悔すると同時に、その月の電気代がいくらになるのかと不安になるでしょう。

今回はエアコンを1週間つけっぱなしにしてしまった場合の電気代について解説していきます。

今回はエアコンを24時間、1週間つけたままにしてしまった場合の電気代を計算します。なお、電気代の計算式は「消費電力(kW)×時間×電力料金単価」です。

エアコンの消費電力を800W(0.8kW)と仮定し、電力料金単価は31円/kWhとして求めていきます。なお、電力料金単価の31円/kWhとは「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めている目安単価です。

上記の計算式にあてはめると、1日にかかるエアコンの電気代は「0.8×24×31=595.2円」です。1週間つけっぱなしにしてしまった場合の日数は7日であるため、「595.2×7=4166.4円」となります。万が一、旅行中に1週間エアコンをつけたままにすると4000円以上の出費になることが分かります。

4000円あれば、旅行先で購入するお土産や食事にも十分使えたでしょう。そう考えると、「もったいないことをしてしまった」と後悔するのも無理はありません。

エアコンをつけっぱなしにすると無駄な電気代がかかり、大きな後悔につながります。そのため、事前に切り忘れを防止することが重要になるでしょう。ここではエアコンを切る習慣をつけるためにおすすめの方法を紹介します。

■まずはメモで注意喚起

まずはアナログ方式による対策を行いましょう。エアコンのリモコンやテーブル付近など、目につく場所に「エアコンを切る」「エアコンを確認」など、自身に注意喚起するメモを目立つように設置しましょう。メモは黄色やピンクなど、目をひく色の紙に太字の油性マジックなどで書くと、視界に入りやすくなるでしょう。

また、この方法の場合には、自分だけでなく家族も協力しやすいというメリットがあります。家族と一緒に住んでいる場合は、家族にもエアコンをはじめとした電化製品の消し忘れチェックに協力してもらうとよいでしょう。

■長期間家を空ける場合はスケジュール登録

旅行など、家を空ける予定があらかじめ決まっている場合、スマートフォンに搭載されているカレンダーのリマインド機能を活用してみるのもおすすめです。

例えば、「エアコンの電源を切る」ことをカレンダーのタスクに登録し、通知が来るよう設定します。設定した日時にスマートフォンに通知が来るため、エアコンの切り忘れ防止に役立つでしょう。

■家族にも協力してもらう

1人でエアコンの切り忘れを防止しようとしても、限界があります。特に、旅行の前は準備で慌ただしいことから、いつもならば忘れないことでも失念してしまうことも珍しくありません。そのため、家族と同居している場合は協力を仰いで準備を進めるとよいでしょう。

例えば、自分が旅行の荷物を積み込んでいる間に、家族に「家電の消し忘れがないか確認してほしい」と伝えると、旅行前の準備を手分けして行えるため、効率的です。

■遠隔操作機能があるものを選択する

遠隔操作できるエアコンを選択するのも方法のひとつです。エアコンを購入した後に、スマートフォンにアプリをダウンロードして使用できます。

メーカーによって多少の違いはありますが、ダウンロードしたアプリでは、電源のオン・オフや暖房・冷房の切り替えなどの操作が可能です。画面は直感的に使えるものが多いため、初めてであっても苦戦することなく操作できるでしょう。

エアコンを購入する際は、価格や省エネ機能などに加えて、つけっぱなしを防止できる便利な機能の有無についても注目することをおすすめします。

エアコンのつけっぱなしは目につくところにメモを貼ったり、家族の協力を仰いだりすることで防止できる可能性があります。

エアコンを切り忘れたままで旅行など長期間自宅を空けた場合、想像以上に電気代がかかってしまうケースもあります。お出掛け前にはエアコンをはじめとする電化製品の消し忘れがないか、家族で協力して確認することをおすすめします。

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー