登場は今秋! 〈マツダ〉CX-80

AI要約

マツダの新型CX-80はラージサイズのフラッグシップSUVで、上質感が増している。内装の美しさや豊富なカラーバリエーション、3列目の改善などに注目。

エンジンは縦置き直6のディーゼルやプラグインハイブリッドなどが選択可能。豊富なグレード展開で幅広いニーズに対応。

フラッグシップクラスのCX-80は、日本のモダンアートを彷彿させる精緻なデザインや快適性を提供する。

登場は今秋! 〈マツダ〉CX-80

家族や友人たちなど、大切な人をたくさん乗せてドライブを楽しみたい、でも生活感を漂わせるのは避けたい。そんなふうに思うユーザーは案外多い。となると、ミニバンではない3列シート車が選択肢にあがってくる。〈マツダ〉のCX-8はそんなニーズにドンズバにハマったスタイリッシュなSUVだった。しかし2023年12月に生産を終了。国内外を見渡してもかなり貴重な選択肢が削がれたことに、大いに落胆する声も聞かれた。で、コレだ。本日午前に情報解禁された〈マツダ〉CX-80。ハイ、待ってました!

CX-80は〈マツダ〉のラージサイズ商品群として、そして同社のフラッグシップとして、頂点に君臨するモデルとなる。時代背景的にもCX-8は“コスパに優れた3列SUV”という位置づけだったのに対し、このCX-80は“フラッグシップにふさわしい品格と品質”を備えている存在なのだという。

まずやはり、圧倒的に上質感が増した。最近の〈マツダ〉の例に漏れず、CX-80にも多彩なグレードが用意され、ラグジュアリーからスポーツまで様々な選択肢が揃っているが、特に内装の美しさ、カラーバリエーションの多さはさすがと感嘆する部分で、大いに購買者を悩ませそう。コアモデルは中間のエクスクルーシブモードだけど、最上級のプレミアムモダンは、〈マツダ〉の考える“ジャパニーズ・モダン”を体現していて見応えがある。ニュアンスを含んだ表情豊かな糸の採用や、ゆらぎを感じさせる本杢、そして“掛ける手法”をコンセプトにしたインパネの装飾など、まるでアートのような精緻さを湛えるコックピットは是非注目したい。

さらに冒頭の3列めシートだが、好評のパッケージということで、アプローチとなるリアドアの足元のステップを拡げてヘッドルームを30㎜拡大。リアドアの上下高を20㎜拡大するなどの地道な改善も嬉しい。そもそも2列めのショルダールームが103㎜も拡大されているから、乗り込み時にすでに余裕を感じることができるはず。

〈マツダ〉のラージ商品群といえばやはり、縦置き直6エンジンのレイアウトだが、もちろん継承されている。ディーゼルの“スカイアクティブD 3.3”がまさにソレで、加えて48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた“e-スカイアクティブD3.3”も用意された。そのほか、さらにプラグインハイブリッドの“eスカイアクティブ PHEV”も選べるから、お財布とライフスタイルに合わせて選択してほしい。