「専業でしょ?PTAやってよ」Uターン移住で直面した専業主婦とワーママのバトルに唖然。女同士の対立の影にある「専業主婦こそ、正しい母」の古い価値観。

AI要約

専業主婦とワーママの間での論争がSNS上で炎上し、注目を集めている。

専業主婦とワーママの生活スタイルや考え方の違いが表面化し、意見が分かれている様子がうかがえる。

田舎での専業主婦の地位の強さやPTA活動への参加率の高さに、都会出身の主婦が戸惑いを感じている。

「専業でしょ?PTAやってよ」Uターン移住で直面した専業主婦とワーママのバトルに唖然。女同士の対立の影にある「専業主婦こそ、正しい母」の古い価値観。

X(旧Twitter)で〝専業主婦〟という言葉がトレンドになっている。とある専業主婦のポストにワーママが反論したことが原因らしい。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。

「5人お子さんのいる専業主婦の方が子供といたいから働かないといった趣旨のポストをしたことにワーママと思われる女性が、持論を展開したことがきっかけだった模様。引用ポストには、専業主婦の子供は働く母のロールモデルがないことがリスクだと書かれていました」。

どちらの意見もそれぞれあっていい。

「これに対して様々な意見が飛び交ったことでトレンド入りしたのでしょう。色々な家庭がありますし、正直なところ、その形は十人十色です。専業主婦の家庭の子が必ず専業主婦になるという訳ではありませんしね」。

女性の敵が女性になってしまう現実。今回はUターン帰省した田舎の実家で、専業主婦とワーママの戦いを目の当たりにしているという女性のお話だ。

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新藤令美さん(仮名・37歳)現在、第三子を妊娠している。

「小学4年生、2年生に続いて、3人目がこの冬に生まれます。3人目の妊娠をきっかけに、夫と私が生まれ故郷に家を建てました。ずっと関東近郊に住んでいたので、久々の田舎。色々な違いに正直驚いているというのが本音です」。

令美さんは、出産後も仕事を続けていたが、今回の妊娠、引っ越しで少し環境が変わったと話す。

「東京を離れる選択をしたので、一旦外で働くスタイルはやめることにしました。これまで副業としてやってきたライターの仕事を在宅でしていくつもりです。昨年末の引っ越しと同時に仕事を辞めました。ライターの仕事は、まだぼちぼちなので世間から見れば専業主婦に見えるのかもしれません。しばらくは夫の扶養に入ることになるかな」。

そんな令美さんは、田舎での親のやることの多さに驚いているそう。

「東京では今やPTAは任意が当たり前。やることも減りつつありましたし、平日の集まりなんて皆無。ワーママがほとんどでしたし、父親の参加率も多いとは言えませんがありました。無駄をいかに省くか、そのことに尽力してくださるかっこいいママたちばかりで、本当にありがたい環境だったんだなと離れてみて感じましたね」。

田舎の学校とはまるで違うらしい。

「もちろん、田舎でも東京のような環境でPTAを運営しているところもあると思いますが、我が子の通う学校に関して言えば、超保守的。参加は100%母親ですし、役割分担もとにかく多い。平日の昼間に会議が開かれていることからもいかに専業主婦が主体となって行う団体なのかを思い知らされます」。

周りのママたちは、仕事をしていないのだろうか?