「パジャマっぽい」「子どもみたい」というイメージを払拭!"ボクサーショーツ"を、大人可愛く履きこなすコツとは

AI要約

コペンハーゲンはファッションの首都として、ボクサーショーツをファッションアイテムとして取り入れる難易度の高いスタイルに挑むUS版『ハーパーズ バザー』のファッションエディター、タラ・ゴンザレスの体験を紹介。

タラがコペンハーゲンでの魅力的なファッションを探求し、ボクサーショーツの活用方法に取り組む中で、街の個性的なファッションシーンに触れる。

コペンハーゲンの人々はカジュアルなアイテムを取り入れつつも、独自のスタイリングで個性を出し、夢のようなファッションセンスを演出している。

「パジャマっぽい」「子どもみたい」というイメージを払拭!

コペンハーゲン・ファッション・ウィーク中、US版『ハーパーズ バザー』のファッションエディター、タラ・ゴンザレスが、ボクサーショーツをみせる難易度の高いスタイルにトライ。この記事では、タラが実践したボクサーショーツの着こなし法をご紹介。

私(タラ)は友人たちとファッションの首都"コペンハーゲン"を完璧に表現するには、どんな方法がいいか真剣に考えてみた。この街はちょっぴり風変わりで、溢れんばかりにキュート。でも要素が多すぎて、ありきたりの形容詞では言い表せない、なんとも難しい土地なのだ。

その時、友人でファッションライター仲間のダニャ・イサウィが絶妙な表現をした。

「神とサンタクロースの手によって作られた以後、そして疫病に邪魔される以前。その美しい地球を切り抜いた街」。まさに、コペンハーゲンは偏見を持たれることを恐れずに、誰もが好きにボクサーショーツを履いて、カルダモン風味のバンズを買いに走り回れる。そんな街だ。

そういう私も、滞在中はボクサーショーツを履いてペストリーを買いに行くのがお気に入りの朝の日課になった。今回の取材にあたって、私はボクサーショーツを2枚、トランクに詰めてきていた。アルミナ・コンセプトのライトブルーの1枚と、ロエベの光沢ある黒いシルクのものを1枚。前者は、私がずっと前から何ヶ月も狙っていたもので、後者はそれよりもっと前からクローゼットに眠っていたもの...。

どちらも、ずっとスタイリングで遊んでみたくてたまならなかったアイテムだが、どうすればいいのか、いまひとつわからなかった。そのあまりのカジュアルさに怖気づいていたのだ。だが、コペンハーゲンはまさにこの2着にトライするのにパーフェクトな街のような気がした。

そもそも、ボクサーショーツやパジャマパンツというとコペンハーゲンを連想してしまう自分がいる。コペンハーゲンの人は皆、奇抜で気楽なファッションセンスがある。若々しいけれど、子どもっぽくはない。楽しいけれど、やり過ぎていない。

コペンハーゲンの人はパジャマを着ても、花のヘアクリップやセーラーカラーのトップス、ビンテージのスパンコールのバッグやクロッグをスタイリングする。だから「今起きました」といったふうに見える人は一人もいない。まるで夢の住人からこちらの世界へ抜け出してきたように見えるのだ。

そもそも、北欧スタイルのなにがそこまで魅力的なのか? なぜ、世界中のファッショニスタたちがコペンハーゲンに夢中になるのだろう?

私が思うに、彼らは、様々な種類の美意識をミックスして、最終的にその人らしさが光るユニークなスタイルにまとめあげる。その抜群のセンスの虜になるのではないだろうか。