【83カ国旅したライターがオススメする台湾】ガイドブックに載っていない大人向け台北グルメ|STORY

AI要約

台湾のカフェで人気のアルコール×お茶、アルコール×コーヒーのドリンクを提供するお店が増えています。その中でも注目のお店がWANGTEA LAB×有記で、130年続くお茶ブランドとのコラボレーションが話題となっています。

淹れ方にこだわり、窒素や二酸化炭素を加えて独自の味わいを生み出す「ドラフト」という方法が一部のお茶に使われています。他にもエスプレッソマシンを使用したり、ビールとのコラボレーションを楽しめる斬新なアイデアが満載です。

別のカフェでは、コーヒーと梅酒の組み合わせなど、日本のレトロな喫茶店を彷彿させる雰囲気が魅力のカフェが人気です。例えば、紫蘇梅酒と岩塩を組み合わせたドリンクは新しい味わいに驚かされること間違いなしです。

【83カ国旅したライターがオススメする台湾】ガイドブックに載っていない大人向け台北グルメ|STORY

円安で遠くに行くにも高くなってしまう海外旅行。しかし、東京から3時間で行ける台湾なら、リーズナブルで大人がラグジュアリーに楽しめるご褒美旅行も可能です!そこで、83カ国旅し、毎年台湾へ訪れている筆者がガイドブックには載っていない大人向けの台北グルメをご紹介いたします。

台湾のカフェでは、アルコール×お茶、アルコール×コーヒーというドリンクを提供するお店がじわじわと増えています。中でも話題を集めているのがWANGTEA LAB×有記(ワンティー ラボ×ヨウジー)。「台湾といえばの中国茶とビールの組み合わせってどのようなもの?」と観光客、ローカルにじわじわと話題に。実はこちらのお店は、「有記名茶」という130年続くお茶ブランドが、ブレンド、火入れ、淹れ方にこだわったお店で、この「淹れ方」がとてもユーモアにあふれており、その過程で「中国茶×ビール」が誕生しました。

淹れ方の工夫として「ドラフト」があります。それは、冷たいお茶に二酸化炭素や窒素ガスを加えることで、ユニークな味わいと口当たりが生まれるとして、ビールサーバーのような形で、お茶にガスを入れてビールのようなキリっとしたのどごしを生んでいます。

一方で窒素を入れると泡が細かくなりまろやかな触感に。シュワシュワとした味わいというよりお茶の全体の味が甘く感じるので不思議…

そして、お茶とビールのコラボレーション!金色三麥奇種茶啤(180元)というお茶の爽やかさが広がり、ビールの苦みも後からおいかけてくる不思議な味わいで、ぜひ炭酸、窒素、ビールで飲み比べをしても楽しいです。ほかにもお茶をエスプレッソマシンで抽出するなどお茶の可能性を広げてくれるこのカフェは、大人になっても好奇心をくすぐってくれるお店です。

続いてもアルコールとの組み合わせで未知なる可能性を広げるカフェです。台湾では日本同様「平成レトロ」的なものが流行っており、日本でいう「喫茶店」のようなレトロなカフェが人気。問屋街でもある迪化街の小道に入るとある菸花(イェンファ)⟪Op.118.2⟫では、コーヒーと梅酒の組み合わせを作る喫茶店でした。

店はこじんまりとした広さですが3階建てで店内はどこかレトロ。人気店だったので、テラスでドリンクをいただきました。気になっていた「紫蘇梅酒冰深焙(ジースーメイジウビンシェンベイ)」(300元)は、深めのアイスコーヒーにシソ梅酒を混ぜた中に、グラスの淵に岩塩をあしらったものだそう。岩塩の塩味があるために、シソ強めの梅酒の爽やかな酸味、コーヒーの苦み、深さが引き立って今まで飲んだことのない組み合わせなのに癖になってしまう味わいでした。