川口ゆかりのふたり暮らしのおしゃれレシピ「夏のお出かけは、特別感を演出する浴衣で」

AI要約

浴衣を着ることで特別感を味わい、夏の思い出が蘇る。

浴衣は20年以上も愛用する投資として価値がある。

浴衣を着る楽しみやコーディネートに興味を持ち、大人の女性として粋を目指す。

川口ゆかりのふたり暮らしのおしゃれレシピ「夏のお出かけは、特別感を演出する浴衣で」

暑い夏、ふと見かける浴衣姿の女性は涼しげで美しいもの。やっぱり、どんなに暑くたって日本の夏は浴衣を着ないと始まらない!

浴衣をまとうと背すじがシャンと伸びて、学生時代の茶道部の思い出が蘇ります。夏場のお茶会は浴衣で出席することになっており、見よう見まねで着付けを学んだこと。片思いしていた男子校の男の子に誘われて、隅田川の花火大会に行ったこと。結局この恋は実らずで、浴衣は張り切りすぎたか~と当時は猛反省したけれど、今思い返せば別の問題でしょうね。

海外旅行にも浴衣を持参したし、浴衣を着て恵比寿のおしゃれなレストランでご飯を食べる。そんな素敵な会もあったっけ。車で行ったことをすっかり忘れて、レッカーされましたが…。とにかく! 夏の浴衣にはドラマがつきものなのです。

なぜそんなに浴衣が好きなのかと言われたら、洋服にはない特別感が味わえるから。特に女性は肩のラインや腰のくびれが引き立って、所作も美しく見えますよね。小さな頃からこの特別感が味わいたくて、夏祭りには必ず浴衣を着せてもらい、鏡の前でワクワクしたものです。

少々値の張るお買い物も、長い目で見ると価値ある投資になります。流行に左右されない浴衣(写真右)は、まさにその代表格。20年以上前に購入したから年で割ると…おっと、何年でモトが取れるのかなんて無粋なことは詮索せずにおきましょう。

ただ、頑張って手に入れた浴衣が今もなお輝き続けていることは、結果的にお得であることは間違いありませんね。当時の自分に心から“グッジョブ”を贈りたいと思います。

最近はアンティークの浴衣に興味があって、新たに白地と紺地の浴衣を購入しました。帯を合わせるなら何色がいいかな? 帯留めはどうする? 洋服と同じようにコーディネートを考えるのが楽しくって。

お祭りや花火大会といった夏のイベントだけでなく、「今日は何を着よう」と考える服選びの選択肢のひとつに浴衣がある。そんな大人になれたら粋ですし、そんな女性にちょっぴり憧れます。