その肩の痛みは【肩こり】【五十肩】【腱板断裂】?見極めチェックリストと悩み別エクササイズ「うちわあおぎが効果的」|専門医が指南

AI要約

肩こりを放置すると、五十肩や腱板断裂のリスクが高まる。肩回りの不調を改善するためには、"うちわあおぎ"というエクササイズがおすすめ。

肩専門医によると、肩のインナーマッスルを鍛えることが重要。手首を動かさずにうちわをあおぐ動きは、肩トレに効果的。

肩の痛みの正体が「肩こり」「五十肩」「腱板断裂」のいずれかかを判定するチェックリストがある。3つ以上当てはまる場合は医師の診察が必要。

その肩の痛みは【肩こり】【五十肩】【腱板断裂】?見極めチェックリストと悩み別エクササイズ「うちわあおぎが効果的」|専門医が指南

 日本人の国民病ともいえる肩こりを放置すると、五十肩や腱板断裂(けんばんだんれつ)のリスクが高まるという。肩回りの不調に効く、「うちわ」ひとつでできるエクササイズ“うちわあおぎ”がおすすめです。肩専門医に症状を改善する超簡単なメソッドを教えてもらいました!

歌島大輔さん/整形外科専門医

肩に悩みを持つ患者が日本全国から訪れる。著書に『肩こり・五十肩・腱板断裂肩の痛みがよくなるすごい方法』(Gakken)がある。

「体幹を安定させるためインナーマッスルを鍛えるのと同じように、肩を守るためには肩のインナーマッスルを鍛える必要があります。肩こりなどを改善させるには、肩甲骨周囲筋に適度な刺激と負荷を加えるうちわあおぎが効果的です。手首を動かさずにうちわをあおぐ動きは、わずかな風の抵抗も、肩トレ効率を高めてくれます。ぜひ試してみてください!」(歌島さん)

 肩の痛みの正体が「肩こり」「五十肩」「腱板断裂」の3つのうち、どれに該当するかを判定。まずは該当項目をチェックしよう。

※各項目で3つ以上該当する人は、各症状の可能性が高いので必ず医師の診察を受けて下さい。

●3つ以上当てはまれば「肩こり」の可能性あり

□痛い場所が、腕より首や背中に近い

□頭を前後左右に傾けると痛みがある(どこか一方向でも痛みがあれば該当)

□肩の痛みがある部位をもむと楽になる

□腕を動かしても痛みは変わらない

□朝起きたときの痛みやこわばりが強い

●3つ以上当てはまれば「五十肩」の可能性あり

□年齢は40~60代

□肩が痛い方の手首を反対の手でつかんで腕を持ち上げようとしても、痛くて床と平行の高さより上げることができない

□腕を動かすと痛い

□時々激しく痛む

□頭を前後左右に動かしても痛みがない

●3つ以上当てはまれば「腱板断裂」の可能性あり

□年齢は60才以上

□腕を前や横、斜めに伸ばすと、痛む方向がある

□手のひらで押しあうと痛みが出る

□ドアノブを回すなど腕をひねると痛みがでやすい

□頭を前後左右に動かしても痛みがない