台風で停電⇨家で絶対に使用してはならないものとは。災害時、車やテントでも危険、気付かぬうちに“死に至る”ことも
災害時に停電が起こった際、屋内で携帯発電機を使用しないように注意が必要。
携帯発電機の排ガスには無色無臭の一酸化炭素が含まれ、屋内での使用で一酸化炭素中毒のリスクがある。
適切な換気環境の確保や使用場所の注意が必要で、特に密閉された空間での使用は避けるべき。
地震や台風などの災害で停電になった際、「屋内で携帯発電機を絶対に使用しないで」と、製品評価技術基盤機構(NITE)が公式Xアカウント(@NITE_JP)で呼びかけている。
排気ガスに含まれる一酸化炭素は無色無臭なため、気づかないうちに死に至る恐れがあるという。
NITEによると、携帯発電機の排ガスには一酸化炭素(CO)が含まれており、屋内で使用すると一酸化炭素中毒になり、死亡する恐れがある。
CO濃度は短時間で急激に上昇し、空気中のCO濃度が12800ppm(1.28%)になると、1~3分で死に至る。
また、物置や倉庫、車内、テント内など、換気が悪い場所でも絶対に使用してはならない。
屋外であっても、車やテントの中で使用すると屋内と同等以上の危険性がある。
排ガスが逆流しないようにし、出入口や窓など開口部から離れた風通しの良い場所で使用する必要がある。