パリ五輪後に食べたいものはチョコレートブラウニー!? オリンピック選手の食事内容を徹底調査!

AI要約

オリンピック選手の食事習慣についての興味深い事例を紹介。

アスリートたちの食事は専門の栄養士が作成し、大会ごとに注目を集める。

過去のオリンピック大会や東京2021での食事提供に関するエピソードを紹介。

パリ五輪後に食べたいものはチョコレートブラウニー!? オリンピック選手の食事内容を徹底調査!

2008年の北京オリンピックで、こんな噂が広がったのをご存じだろうか。米国競泳のマイケル・フェルプスは、卵サンド3つ、チップパンケーキ3個、卵を5つ使ったオムレツ、砂糖をまぶしたフレンチトースト3枚、ポリッジ(洋風おかゆ)1杯、コーヒー2杯で金メダルを量産していた。ちなみに、これは全部朝食。

くしくも同じ大会で世界記録を2つも破ったジャマイカの短距離走者ウサイン・ボルトは、それがマクドナルドのチキンナゲット100個のおかげであると言い切った。ちなみに、これは1日あたりの消費量。

それから約15年。オリンピック選手(地球上で身体能力が最も優れた男女)の食事内容に対する世間の興味は尽きるどころか深まるばかり。

そのため一流アスリートの食事内容は、SNSや新聞などで慎重にキュレートされて紹介される。英国の七種競技選手、カタリナ・ジョンソン トンプソンは1日70gのタンパク質を摂るためにトレーニング前に必ず卵を食べているとか、米国の体操選手、シモーネ・バイルズはシナモンロールが好きだとか。

オリンピック選手の食事メニューは、当然ながら、スポーツを専門とする栄養学者や栄養士のチームによって作られる。にも関わらず、それに対する世間の興味は一向に衰えないため、7月26日に開幕したパリ2024の飲食部門担当者も大きなプレッシャーを感じているはず。いかんせん、パリ北部に建設されたオリンピック村の食堂には、食の好みや要件が違う1万5000人の選手たちが世界中からやってくるのだ。

2012年のロンドンオリンピックでは、イーストロンドンのストラトフォードに建設された5000席規模の食堂で、2万5000斤のパン、25万個の卵、330トン以上の野菜と果物が選手たちによって消費された。また、この大会の飲食部門担当者は、グルテンフリーや“リカバリーフード”のオプションを増やすようにという指示を受けていた。

2016年のリオオリンピックでは、アメフトのフィールド2面分の広さを持つ食堂で、20回の試食会を経て完璧に仕上げられた食事が振る舞われた。ピザとパスタのビュッフェは特に人気を博したそう。

そして東京2021では、大ヒットした餃子を含む700種類ものメニューが24時間体制で提供されたことを選手たちがTikTokで絶賛していた。でも、自己ベスト更新の瞬間が世界中で放映されることを念頭に食べるいうのは、実際どんなものなのか。イギリス版ウィメンズヘルスから見ていこう。