終のクルマはこれか! モータージャーナリストの国沢光宏のいま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台のランキング 1位はイギリスのあのクルマ

AI要約

雑誌『エンジン』の大人気企画、「ENGINE HOT 100」で34人のモータージャーナリストが選んだ2024年の「マイHOT20」が発表された。トップバッターの国沢光宏さんが選んだ20台を公表。車の種類や特徴について述べている。

1位から10位までは純エンジン車で絶滅危惧種となったクルマがランクイン。11位から16位まではハイブリッド車、17位以降は電気自動車に関する選択がされている。

各順位の車種や特徴について個別に言及されており、日本車から欧州車まで幅広いバリエーションが揃っている。

終のクルマはこれか! モータージャーナリストの国沢光宏のいま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台のランキング 1位はイギリスのあのクルマ

雑誌『エンジン』の大人気企画、「ENGINE HOT 100」。オリンピックイヤーの今年は「新時代のトップランナー」というテーマもプラスして、34人のモータージャーナリストのHOT100委員が「今身銭を切ってでも欲しいクルマ」を選んだ。まずはその委員たちが選んだ2024年の「マイHOT20」を公表する。トップバッターの国沢光宏さんが選んだ20台はこれだ!

◆長く手元に置いておきたい趣味のクルマ

1位から10位までは絶滅危惧種となった純エンジン車。長く手元に置いておきたい趣味のクルマですね。もちろん現時点で買えそうもないモデル(例えばポルシェ911)は除外しました。11位から16位までをハイブリッドに代表される、直近から10年後くらいまでの足車。現実的なチョイスと言ってよい。17位以降は電気自動車としておきました。

◆20位 三菱eKクロスEV

近所の足として使うのなら文句なし! 今なら補助金もたくさん出る。日産SAKURAというチョイスもあるから、両方見積もりをとって納得行く方を。

◆19位 ボルボEX30

欧州ブランドの輸入電気自動車の中で最もコスパ高い。遠からずリン酸鉄リチウム電池搭載のベーシックモデルが出るようだけれど、価格次第じゃ売れると思う。

◆18位 BYDシール

日本で売れるかどうかは別問題ながら、中国車というフィルターを掛けなければ現時点で世界一コストパフォーマンスの高い電気自動車だと思う。

◆17位 ヒョンデIONIQ 5 N

このクルマでサーキットを走ると電気自動車だということを忘れてしまう。そのくらい楽しいし、よく出来ています。スポーツEVじゃ圧倒的に世界一。

◆16位 トヨタ・ヴォクシー/ノア

私も乗っているノアをプッシュしておく。家族に高齢者がいるなら、ハイブリッドのリフトアップシートをすすめておく。超便利です。

◆15位 トヨタ・プリウス(PHEV含む)

PHEVを選ぶと速いし楽しいし快適だしECOだしランニングコスト低いし。スタイリッシュなデザインもよい。私なら30mmくらいリフトアップして乗ります。

◆14位 トヨタ・アルファード/ヴェルファイア

今やファミリーカーとして使うならミニバンをもってベストとする。中でもアル/ヴェルは質感高いし、長距離移動も楽ちん。文句なし。

◆13位 三菱アウトランダーPHEV

街乗りとしちゃ最高。ハイブリッドやPHVは日本勢が圧倒的にリーズナブルで信頼性高い。趣味のクルマにしっかりお金を掛けるべきだと思う。

◆12位 トヨタ・クラウン・スポーツ(PHEV含む)

このクルマ、PHEVを選ぶと“ほぼ”電気自動車として使えてしまう。アクセル踏めばスポーツモデルのように速いし。クルマ好きの相方としちゃ最高です。

◆11位 トヨタ・クラウン・クロスオーバー

先日追加された『ランドスケープ』が超魅力的。なんたってヒッチメンバーを標準装備する。モーターホームとか引っ張りたくなります。

◆10位 フィアット・デュカト

日本車には存在しないカッコ良いトランスポーター。大きな道具を使うスポーツや、大きな荷物を運ぶ仕事をするのなら最高の相棒になります。

◆9位 トヨタ・ランドクルーザー250

本格派クロカンモデルの打ち止めモデル。もしエンジンに不満あれば6気筒ディーゼル搭載のランクル300を選べばいいと思う。

◆8位 ルノー・メガーヌR.S.

ラストオーダーまで秒読みになってしまった。マニュアルミッションのホットハッチとしては最後のモデルになると思う。買ったら長く持ちたい。

◆7位 トヨタGRヤリス

今や希少なモータースポーツ車両のホモロゲモデル。1位にしてもいいくらいだけれど、普遍性というフィルターを掛けて7番手にしました。

◆6位 アルピーヌA110(全て)

今や世界唯一の存在になった高性能ライトウェイトスポーツ。手首でクルマを操る感覚を楽しめます。Rをもってベストとするが、ダンパー交換すればOK。

◆5位 BMW M2クーペ

武闘派のスポーツモデルを手元に置いておきたいならM2クーペでしょう。今や希少になったマニュアルミッションを選べるのもステキでございます。

◆4位 レクサスLC(コンバーチブル含む)

日本車の中では飛び抜けてゴージャスなクルマである。価格的にも無理がないし、10年くらい乗ると良い味が出てくるんじゃなかろうか。屋根開きがいい。

◆3位 BMW M8(全て)

BMWで一番魅力的なのがM8である。何を隠そう、コンチネンタルGTかカリフォルニアかM8かで真剣に迷ったこともある。なんたって文句なしにカッコよい! ディーゼル車なら燃費もいいかな、などと現実的になっちゃったりして。

◆2位 フェラーリ・ローマ(スパイダー含む)

1位と同じ理由でローマを選んでみた。というか屋根が開くポルトフィーノの方ですね。暑くも寒くもない天気の良い日にポルトフィーノをガレージから引っ張り出して海沿いのワインディングロードなど走れる生活をしてみたいと強く思う。

◆1位 ベントレー・コンチネンタルGT(コンバーチブル含む全て)

人生経験が豊富になってくると性能重視のミドシップスポーツより、ゆったりクルマと対話が出来るような相棒に魅力を感じるようになってくる。ということを考えると、もはやコンチネンタルGTの屋根開きしかないかな、とすら思います。

(ENGINE2024年9・10月号)