北村匠もキーパーソンで出演!ほっこりした展開からまさかの怪獣映画に!涙腺崩壊の『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』

AI要約

映画クレヨンしんちゃんの最新作『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』は、感動と興奮の要素を詰め込んだ作品。恐竜との交流に加え、家族や社会的葛藤、過去の思い出など豊かな人間ドラマが展開される。

クレヨンしんちゃんファンだけでなく、大人も楽しめる作品であり、涙腺を刺激するシーンが多数詰まっている。監督と脚本が新鮮なコンビであり、オマージュも取り入れつつシリーズに新たな息吹を与えた。

物語は恐竜を復活させたテーマパーク「ディノズアイランド」を舞台に展開。野原一家が小さな恐竜ナナと出会い、つつがない交流を続ける中、急展開が待ち受けている。

北村匠もキーパーソンで出演!ほっこりした展開からまさかの怪獣映画に!涙腺崩壊の『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』

子どもだけではなく、大人が見ても琴線、涙腺を揺さぶられることに定評がある「映画クレヨンしんちゃん」シリーズ。最新作はそのクオリティーを押さえつつ、ディザスター映画、怪獣映画などの要素も盛り込んだ手に汗握るエンターテインメント映画となっていました!多数の恐竜が暴れまくります(笑)。

『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』というタイトルから想像されるとおり、しんのすけたちと恐竜との交流を軸にした感動作ではありますが、そこに野原一家と別の家族との対比、社会的地位を得た者の知られざる葛藤、野原一家の過去の思い出などを織り込むことで、非常に豊かな人間ドラマにもなっています。

大人から子どもまで、全方位の涙腺トラップが仕掛けられているのは、お約束どおり。監督はアニメ「デュエルマスターズ」シリーズの佐々木忍、脚本は「クレヨンしんちゃん」のTVアニメシリーズも担当しているモラル。「映画クレヨンしんちゃん」の監督、脚本を務めるのは初となったフレッシュなコンビですが、様々な作品へのオマージュも取り入れ、シリーズに新風を注ぎました。

現代に恐竜をよみがえらせたという一大テーマパーク「ディノズアイランド」が東京にオープン。世間は恐竜フィーバーとなっている中、シロは散歩中に小さな恐竜と出会います。その後、野原一家はその恐竜を迎え入れ、“ナナ”と名づけて交流していくことに。

でも、実はそのナナを血眼(ちまなこ)になって探しているのが、ディノズアイランドをオープンさせたバブル・オドロキーでした。しんのすけは、ナナの秘密を知る生物学の研究者ビリーと出会い、一緒に行動することに。ところがトラブルが起きて恐竜たちが大脱走し、町は大惨事となってしまいます!しんのすけとシロ、カスカベ防衛隊は、ナナを守るべく大奮闘していきますが……!?

前半では、しんのすけやシロたち野原一家、そしてカスカベ防衛隊がナナとふれあう姿が描かれ、そのほっこりした絵面に心が癒やされます。とりわけ、自分も元々は捨て犬で、しんのすけに拾われたというシロがナナに自分自身を重ね、心から可愛がっていく姿には思わず感情移入。

シロがナナをぺろりとなめるシーン、ナナがしんのすけと一緒にお尻ブリブリするシーン、一緒にお風呂に入るシーンなど、愛らしさ炸裂のシーンに、クレしんファンは心を持っていかれること間違いなし。前半でナナがみんなに愛されれば愛されるほど、後半で迎えるエモーショナルな流れが際立ちます。

中盤からは、『ゴジラ』や『シン・ゴジラ』映画ばりに、恐竜たちの襲撃を受けていくという怒涛の展開に。クレしん映画なのに、ディザスター&パニック映画の構図となり、思わず息を呑みます。これぞ大スクリーンで観るに値する内容で実にエキサイティング!

恐竜たちは次から次へとビルを破壊。予告編にもありましたが、ローンがまだ32年残る野原家も踏み潰され、父ひろしが涙するシーンも。これを見たら、パパママ世代はリアルに「そりゃあ泣く!」とうなずいてしまうのでは。

ちなみに声の特別出演は、キーパーソンとなるビリー役に北村匠海、ディノズアイランドのスタッフ・チュウ役にオズワルドの畠中悠、ディノズアイランドの運営、システム管理者・アンモナー伊藤役にオズワルドの伊藤俊介。適材適所のキャスティングとなっているので、そこもお楽しみに。