1日エアコン付けっぱなし生活、熱中症で受診…それぞれにかかる費用を徹底比較!

AI要約

今年の夏は過酷な暑さが予想されており、昨年に匹敵する暑さになる可能性が高い。

熱中症のリスクが増加しており、住居内でも熱中症になる可能性が高いことが明らかになっている。

家の中こそ熱中症対策が必要であり、エアコンの使用を我慢するよりも健康を最優先にするべきだ。

1日エアコン付けっぱなし生活、熱中症で受診…それぞれにかかる費用を徹底比較!

夏本番。近年、夏の暑さが年々過酷さ増している気がしますが、今年の夏も全国的に気温が平年より高く、観測史上最も暑かった昨年に匹敵する暑さとなることが見込まれています。

しかし一方で気になるのが電気代。エアコンを使いたいのはヤマヤマだけれど、家計のことを考えると我慢しなくては……そんなふうに、電気代節約のためにできるだけエアコンを使わずに過ごそうとする人もいるかもしれません。そこで今回は、エアコンを1日中付けっぱなしにすることでかかる電気代と、エアコンを使わないで熱中症になってしまった場合に病院の受診でかかる医療費を、改めて比較してみます。

皆さんは昨年の夏の暑さを覚えていますか? 東京都で64日間、気温が30度を超える「真夏日」が続くなど、126年間の観測史上の中でも最も暑い夏だったそう。

そして気になる今年はどうなのでしょうか。気象庁の発表によると、今年の夏は太平洋高気圧とチベット高気圧が強く張り出して重なる「ダブル高気圧」によって、観測史上最も暑かった昨年の夏に匹敵する、記録的な猛暑になる可能性があるのだそう。

「真夏日」はもちろん、気温が35度を超える「猛暑日」が続いたり、地域によっては40度前後の酷暑になったりすることもありそうです。

そんな猛暑の中で増加しているのが「熱中症」です。消防庁のデータによると、昨年5~9月の間に熱中症によって救急搬送された人の累計はなんと 91,467人。これは、調査開始以降、2番目に多い人数です。

引用元:

https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf

そして、注目すべきはその発生場所。同じ消防庁のデータによると、令和5年の熱中症の発生場所で最も多いのは「住居」で36,541人(39.9%)、次いで道路が15,186人(16.6%)、公衆(屋外)が11,742人(12.8%)、道路工事現場などの仕事場9.324人(10.2%)となっています。

「家の中でも熱中症になることもある」という話を耳にしたことがある人は多いと思いますが、こうして実際の数字を見てみると、むしろ家の中こそ、もっとも熱中症になりやすい場所であるわけです。「家の中こそ熱中症対策」というのが、私たちに必要な夏の合言葉と言えるかもしれません。