きょう(金)の天気 衰えない猛暑と安定しない天気 熱中症と急な激しい雷雨に注意
きょうの天気は厳しい猛暑と不安定な天気が続く。
猛暑による熱中症の危険性や激しい雷雨に注意が必要。
台風5号の進路にも注意が必要。
きょう9日(金)も厳しい猛暑と不安定な天気が続く。40℃近くまで気温の上がる所や非常に激しい雨や雷雨になる所がある見込み。衰えない猛暑と安定しない天気が続いている。引き続き体調管理や天気の急変に注意が必要だ。
厳しすぎる暑さはきょうも続きそうだ。関東から西では軒並み35℃以上の猛暑日で、きょうは特に東海や近畿で危険な暑さとなりそうだ。予想最高気温は名古屋で39℃、岐阜、四日市（三重県）、津、京都、風屋（奈良県）でも38℃まで上がる見通し。きょうは関東から沖縄にかけて広く熱中症警戒アラートが発表されている。短時間の外出でもクラクラするような暑さが続いている。引き続き、熱中症への万全な対策を心がけ、無理をしない過ごし方をしてほしい。
猛暑とともに、不安定な天気も続いている。上空の寒気や台風周辺からの温かく湿った空気の影響で、きょうもあちらこちらで、にわか雨や雷雨がありそうだ。一気に激しい雷雨になるおそれがあり、晴れていても天気の急変に注意が必要だ。
特に雨量が多くなりそうなのは関東甲信や東海、九州南部で、あす10日(土)の朝までの24時間で最大100ミリの大雨となる見通し。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や突風、ひょうにも注意が必要となる。
台風5号は午前3時現在、小笠原近海を1時間に20キロの速度で北北東に進んでいる。今後も北上を続け、次第に西にカーブしながら、12日(月)から13日(火)ごろにかけて北日本に近づくおそれがある。北日本から東日本では、あす10日(土)からあさって11日(日)にかけて、風が強まり、波が高く、しける所がありそうだ。海のレジャーや船舶などは高波に注意が必要となる。また、台風の進路や発達の程度によっては、北日本への影響が大きくなるおそれがあるため、今後も台風情報に注意が必要だ。
（気象予報士・多胡安那）
