「好き嫌いが多い」アメリカ人留学生が絶賛 日本で一番好きになった食べ物とは

AI要約
オットさんとレオさんは日本での食生活について語り合う。オットさんは食べ物のアレルギーに悩みながらも生活しており、レオさんは自身の好みに合った食事を楽しんでいる。特にレオさんは牛丼がお気に入りであり、地元のアメリカでも楽しめることを述べている。
「好き嫌いが多い」アメリカ人留学生が絶賛 日本で一番好きになった食べ物とは

 世界でもさまざまな日本食がブームとなるなか、一過性の流行ではなく現地に根づくものもあります。もうすぐ母国へ帰国するという、日本に留学中のアメリカ人が大好きになった日本の食べ物は、地元へ帰ってからも気軽に食べられそうです。いったい、どんな日本食を気に入ったのでしょうか。

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 スウェーデン人のオットさんとアメリカ人のレオさんは、日本で同じ学校に通っているスクールメイトです。オットさんは日本に滞在して11か月が経ち、まもなくスウェーデンに帰国予定。一方、レオさんは修了後に九州などを回ってから、8月の終わりにアメリカへ帰国するといいます。

 日本で生活していたふたりに日本での食生活について聞いてみると、オットさんは「僕は食べ物のアレルギーがあるので、自分で食べられるものかをしっかりコントロールしなくてはいけないんです」と明かし、もともと多くの食べ物を楽しめない状況だったそう。

 そんなオットさんを気遣いつつ、レオさんは「アレルギーもそうですが、ベジタリアンやヴィーガン、ハラルの人とか、食べ物の制限がある人にとっては、日本での食事はなかなか大変かもしれないと感じます」と話しました。

 たとえば、和食の基本となるだし。昆布やシイタケなど海藻や野菜を使ったものもありますが、カツオ節や煮干しといった魚も多く使われています。また、調味料にはアルコールが使われているものも。そのほか食文化や宗教観の違いなどから、一般的な日本の飲食店では対応が整わない領域も少なくありません。

 そうした状況で、あまり日本での食事を楽しめなかったのかと思いきや、レオさんは「まあ僕はただただ、好き嫌いが多いだけなんですけどね(笑)」と自身の偏食を明かし、茶目っ気たっぷりな笑顔を見せました。

「丼という名がつくものは、ほとんど好きです。そのなかでも一番は牛丼ですね」というレオさん。アメリカではビーフボウルの名で親しまれ、日本のチェーン店も多数の店舗を展開しています。

 レオさんの地元はカリフォルニア州で、ロサンゼルスなどを中心にたくさんの店舗があるようです。母国に帰っても、遠く離れた日本で大好きになった味を楽しんでほしいですね。