栄光の50年代デザインを現代に昇華!? キャデラック新型「ソレイ」初公開 4座コンバーチブルEVは未来志向のコンセプトカー

AI要約

米国GM傘下のブランド、キャデラックが先進のコンセプトカー「ソレイ」を発表。手作りのラグジュアリーコンバーチブルEVで、顧客の個性や情熱を反映したビスポークを実現。太陽とレジャーをテーマにしたライフスタイルを提案。

エモーショナルなデザインやキャデラック独自のプロポーションを持つ外観。インテリアはアートofトラベル哲学に基づき、旅行体験を高める機能やデザインを取り入れ、太陽をテーマにした特徴が顕著。

将来のビスポークに影響を与える魅力的な要素を持つソレイ。市販化の可能性は低いものの、インテリアの素材や色使いがブランドのカスタム車両に反映される可能性がある。

栄光の50年代デザインを現代に昇華!? キャデラック新型「ソレイ」初公開 4座コンバーチブルEVは未来志向のコンセプトカー

 米国GM傘下のブランド、キャデラックは、カスタムカーデザインの可能性を追求する先進のコンセプトカー、「ソレイ(SOLLEI)」を発表しました。

 この「ソレイ」は、熟練工による手作りのラグジュアリーコンバーチブルEVの究極のデザイン表現です。

 創造性あふれるデザインを通じて顧客が求める個性や情熱を反映した唯一無二の一台を実現できるよう、将来のビスポークの可能性を広げることを目指しています。

 キャデラックブランドの特徴である55インチのピラーtoピラースクリーン、威風堂々たるインテリア、到着と出発を演出するエクステリア ライティングコログラフィー、そして直感的なフロントとリアのコマンドコンソールを装備した2+2コンバーチブルEVをコンセプトとして開発されました。

そ の名は、太陽(「SOL」)とレジャー(「LEI」)に由来しており、キャデラックのゆったりとしたオープンエアを楽しむライフスタイルからインスピレーションを得ています。

 エクステリアでは、エモーショナルな雰囲気を醸し出し、キャデラックならではの大胆なプロポーションを体現しています。低く伸びやかなボディは、ワイドなスタンスと長いクーペドアによって強調され、広いリアへアクセスしやすくしています。

 途切れのないボディ表面と伸びたAラインは車体の長さを際立たせ、低いテールデザインがダイナミックかつエレガントなプロポーションを生み出します。ミッドボディのラインはヘッドランプからテールランプをシームレスに繋げ、調和のとれたデザインとして統一されています。従来のドアハンドルの代わりにボタンが導入され、すっきりとしたボディラインを描いています。

 インテリアは、キャデラックの「アートofトラベル」のデザイン哲学を受け継いでおり、ドライバーとパッセンジャー双方の旅行体験を高めるよう設計されています。パワーウインドーとクリスタルグラスを備えた完全一体型のドリンクセラーも搭載され、レジャーと旅行をシームレスに融合しています。

 無染色のウッドパネルに包まれたインテリアは、自然な色と木目の変化を引き立て、表面は触れると凹凸が感じられるオープンポア仕上げが施されています。それぞれのパーツは、寄木細工の技法を用いて手作業でカットされ、はめ込まれて、フロントドアからコンソール、そしてリアコンパートメントへと目を引く美しいアクセントとなっています。

 ウインドシールドは、キャデラックの天然素材の使用へのこだわりを強調するように、削り出しのブラッシュド アルミニウムで縁取られています。

 車名の一部に「太陽」が用いられたように、インテリア照明、シートパターン、インテリアのレザーやバイオ素材、フロアマットなど、さまざまなディテールに太陽をテーマにした特徴が、色合いや素材、仕上げに顕著に表れています。

 この「ソレイ」は、過去の象徴的なキャデラック車からインスピレーションを得て、モダンなデザインをオープンエアのフォルムで提供するというブランドのビジョンを具現化しています。

 したがって、ボディサイズやパワートレーンなどのスペックは公表されていませんが、「コンバーチブルEVのコンセプトカー」とは謳っていますので、電気自動車であることは間違いなさそうです。

 ソレイがそのまま市販化される可能性は高くなさそうですが、そのインテリアの素材や色使いなどは、将来的にキャデラックのビスポーク(オーダーメイド)に反映されるのではないでしょうか。