【ブロッコリーは最強野菜】その理由を専門家が解説!タンパク質が多い&肌やホルモンバランスにもうれしい効果が

AI要約

ブロッコリーが2026年から指定野菜になることが発表された。アブラナ科の野菜で肺がんリスク低下の効果もあるブロッコリーは、植物性たんぱく質やビタミンCが豊富で健康に良い。

植物性たんぱく質の摂取源としてブロッコリーは重要で、肉の代わりに取り入れることも健康に繋がる。ビタミンCは抗酸化力が高く、蒸し調理が適している。

コラーゲンの産生を助ける効果もあるブロッコリーは、筋力アップや美肌効果にも期待できる野菜である。

【ブロッコリーは最強野菜】その理由を専門家が解説!タンパク質が多い&肌やホルモンバランスにもうれしい効果が

国民の生活において重要な野菜として位置付ける、指定野菜に2026年からブロッコリーが加わると今年発表された。

指定野菜は、我々の食生活に重要と国に認められ、他の野菜よりも消費量が多いものや、多くなると見込まれる野菜が農林水産省によって追加される。

「ブロッコリーといえば、筋トレをする人のための野菜というイメージが強いですが、実はそうでない人にも重要な栄養素がたくさん含まれています」と、パーソナルトレーナーの林健太さんは言う。

ブロッコリーはキャベツと同じアブラナ科の野菜。アブラナ科の野菜は肺がんのリスクを低下させるという研究結果もあり、これからさらに注目を浴びることが考えられる。

他にもアブラナ科の野菜はカリフラワーや大根、小松菜、白菜など私たちの生活には欠かせない野菜が多い。

今回はブロッコリーを食べることのメリットを林健太さんに聞いてみた。筋トレをしていなくてもブロッコリーを積極的に食べてみよう。

「ブロッコリーは他の野菜と比べても植物性たんぱく質が豊富(花序生100g当たり5.4g)です。現代の食事は肉や魚の動物性に偏っているため、貴重な植物性たんぱく質の摂取源になります」

ブロッコリー100gは、大きめの房が五つ程度なので、サラダ一食に入っていれば少し多いと感じるくらいの量。全卵一個に含まれるたんぱく質量と遜色ないので、朝に卵をプラスしたなら、夜はブロッコリーをプラスするなど、栄養素の摂取源もバランスよくすると良いと林さん。

「肉の代わりに大豆を使用した大豆ミートなどが注目を浴び、動物性たんぱく質を減らして植物性たんぱく質を増やす傾向にもありますが、まだまだ両者のバランスは理想とは程遠いです。

植物性たんぱく質の割合を増やすことも、死亡リスクを下げるなど健康な体づくりにとっては重要な要素です」

美しい見た目に欠かせないビタミンCも豊富なブロッコリー。ビタミンの中でも抗酸化力が強いので、特に運動強度の高い人は積極的に摂っておいて損はない。

ブロッコリー100gで成人の一日必要量とされる100mgは十分に上回る。しかし、調理の点では注意も必要だと林さん。

「ビタミンCは水に溶ける水溶性食物繊維なので、茹で調理よりも蒸し調理が向いています。家庭ではなかなか難しい調理法になるので、電子レンジなどを活用すると良いでしょう」

筋肉や肌の主成分であるたんぱく質の中でも、人体の全たんぱく質の約30%を占めるコラーゲン。そのコラーゲンの産生を助ける役割もあるので、筋力アップに励む人はもちろん、いつまでも美しくいたい人にはブロッコリーを積極的に食べてほしい。