「1回のお出かけで40万の出費」某テーマパークに狂った妻の金銭感覚…。さすがに注意した時、無実の夫に起きた「最悪の惨事」

AI要約

夏休みに使うお金の平均額が増加していることが明治安田生命の調査で明らかになった。

夫婦間での旅行の予算計画や選択について事前にしっかり話し合うことが重要であり、無理なく計画を立てることがトラブル回避のポイントである。

美容サロン経営者の達樹さんの妻がママ友の影響で贅沢にはまり、金銭感覚が狂っていく様子が描かれている。

「1回のお出かけで40万の出費」某テーマパークに狂った妻の金銭感覚…。さすがに注意した時、無実の夫に起きた「最悪の惨事」

明治安田生命の「夏に関するアンケート調査」によると、今年の夏休みに使うお金の平均額は8万円以上で、去年から一万円ほど増えているという。

節約する人と消費する人の二極化があると考える専門家もいるが、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は言う。

「旅行の行先や予算は家庭で事前にしっかりと話し合っておくことがトラブル回避のポイントです。軽い気持ちで夫婦どちらかに選択や決断を委ねたり、あいまいな決め方をしたりすることで、後々揉め事に発展するケースもあります。予算計画はあくまで公明正大に無理なく行いましょう」

今回夏休み旅行の費用トラブルについてお話を聞いたのは、37歳のサロン経営者である仁科達樹さん(仮名)。

達樹さんは長年大手サロンで美容師として経験を積んだのち独立。現在営んでいる開業3年目のサロンでは、スタイリストとアシスタントを1人ずつ雇っている。

「コロナ禍での開店でしたが、アシスタントが1人もうすぐデビューできそうですし、店は順調だと思います。

ただ、美容師が重労働なのは最初からわかっているんですが、経営は会社を興してみて初めて知ることも多いです。だから、勤め人だった頃とメリットデメリットの割合は同じくらいかも」

達樹さんの妻は、以前勤めていたサロンの常連客だった。達樹さんが新人スタイリストの頃からいち早く指名し応援し続けてくれたという、ある意味「糟糠の妻」ではある。

「カットの終盤で号泣されてしまったこともありますし、スタイリストになってからも、最初の頃の俺は失敗が多かったんですが、妻はそういうのも全部知ってて、いつも励ましてくれた人です。別に悪い人ってわけじゃないんですよ(苦笑)」

いつしか指名客数が社内トップとなり、会社に慰留されながら満を持して独立した夫の「サクセスストーリー」をそばで見てきた妻。

しかし、夫の苦労を知る彼女でも、達樹さんが独立開業した頃から、少しずつ金銭感覚に変化が見られ、見栄っ張りになったという。

「たまたま付き合う友達が悪かったというのもあると思うんですが、妻は幼稚園から付き合いのあるママ友の影響で某大人気テーマパークにどハマりしたんです。それまでにも何度かは行ったことがあったようですが、その親子と一緒に出かけてからめちゃくちゃハマってしまいました。趣味を見つけるのはとてもいいことだし、人生は楽しんで欲しい。でも、一回のおでかけで40万円は、さすがに記者さんだってブチ切れますよね?」

☆ママ友の誘いで贅沢の味を知ってしまう達樹さんの妻。そのハマり度は加速していき金銭感覚はさらに狂っていく……。次回、テーマパーク通いで変貌した妻はとんでもない事件を起こしてしまう。衝撃の後編へ☆

取材/文 中小林亜紀