日本最古のアートフェア「東美特別展」が10月に開催。尾形乾山や千住博などの美術品が一堂に

AI要約

東京美術倶楽部で開催される3年に一度のアートフェア「東美特別展」について紹介。会期は10月12日~14日で、日本最古のアートフェアである。

65店が集結し、日本、中国、韓国などアジアの美術品が展示・販売される。尾形乾山や千住博など貴重な作品も出品される。

会場内3階には国宝・重文展示室があり、墨蹟、絵画、陶磁などの名品が展示される。常盤山文庫の貴重なコレクションも一般公開される。

日本最古のアートフェア「東美特別展」が10月に開催。尾形乾山や千住博などの美術品が一堂に

 東京・新橋の東京美術倶楽部で、3年に一度のアートフェア「東美特別展」が開催される。会期は10月12日~14日。

 今年第22回を迎える本展は、1964年の開始以来続く日本最古のアートフェア。東京美術商協同組合に所属する古美術、茶道具、近現代美術、刀剣など幅広い専門分野をもつ美術商のなかから選ばれた65店が集結し、世界に誇る日本、中国、韓国といったアジアの美術品が展示・販売される。

 今回は尾形乾山による《定家詠十二ヶ月和歌花鳥図・二月》や、千住博の《ウォーターフォール・オン・カラーズ》といった貴重な作品が出品されるほか、絵画や彫刻、陶芸などの様々なジャンルからも作品が揃うこととなる。

 ほかにも、公益財団法人常盤山文庫協力のもと、会場内3階「国宝・重文展示室」にて国宝・重要文化財・重要美術品含む墨蹟、絵画、陶磁全11点を展示する「常盤山文庫名品撰

–東京美術倶楽部を彩った書画の名宝–」も同時開催。1982年より一般非公開となった菅原通濟からはじまった常盤山文庫の貴重なコレクションを、この機会にぜひ目の当たりにしたい。