ロレックス、グランドセイコー、エルメス…新作時計6選 ドレス系に小径・薄型化の波
ラグジュアリースポーツウオッチの定番化とは対照的に、小径化と薄型化が進むドレスウオッチの存在感が高まっている。
新たなドレスウオッチはシンプルでクラシックなデザインにモダンな要素を取り入れ、フォーマルからカジュアルまで幅広く対応できる。
エルメス カットやグランドセイコーの新作、ルイ・ヴィトンのエスカルなど、注目のドレスウオッチが紹介されている。
一世を風靡した、いわゆる「ラグジュアリースポーツウオッチ」が定番化し、落ち着きを見せるなかで、近年、時計市場において存在感を高めているのが、小径化され、薄型化されたドレスウオッチだ。しかも、復権を果たしつつある新たなドレスウオッチは、シンプルかつクラシックな意匠にモダンな要素も採り入れ、フォーマルな場面はもちろん、インフォーマルなシーン、さらにはカジュアルなスタイルにも合わせられるマルチパーパス性を高めているのが大きな特徴だ。
エルメス カット
「エルメス カット」は、丸みを帯びたケースラインが特徴的な直径36mmの新コレクションだ。シンプルなデザインながら、立体的なアラビックインデックスや1時位置と2時位置の間にあるリューズが個性を際立たせている。金属製ブレスレットのほか、ラバーストラップも用意されており、着用シーンに合わせて簡単に交換することが可能。日常生活では十分な10気圧防水も心強い。自動巻き、18KRG×SSケース／36mm。
エボリューション9 コレクション
手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours SLGW003
グランドセイコーの新型手巻きムーブメントCal.9SA4を搭載した新作。毎秒10振動のハイビートやデュアルインパルス脱進機など、基本的なスペックは自動巻きのCal.9SA5を受け継ぎ、新設計のコハゼやコハゼバネを採用することで心地よい巻き味を実現した。端正なダイアルには、白樺の樹皮をモチーフとした型打ちパターンが施されている。手巻き、ブリリアントハードチタンケース／38.6mm。
エスカル
シンプルなドレスウオッチとして登場した新作の「エスカル」。リューズトップやケースからラグへとつながる側面など、随所にルイ・ヴィトンのトランクをモチーフとした意匠がちりばめられている。マイクロローター式の自動巻きムーブメントCal.LFT023は、シースルーバックを通して鑑賞可能だ。ケースバックには、シリアルナンバーを刻印したプレートが取り付けられている。自動巻き、18KRGケース／39mm。
