義母が「孫が泣くから」という理由で保育園に送って行かず…娘の登園渋りが始まった話

AI要約

漫画家・イラストレーターの白目みさえさんが、二世帯住宅での生活や子育ての奮闘を描いたコミックエッセイについて紹介しています。

長女が小学校に入学し、次女が保育園に通う家族の生活リズムが大きく変化し、特に次女が登園を嫌がるようになったエピソードが描かれています。

朝の忙しい時間帯に、次女が姉との別れや保育園への送迎を拒否する様子がリアルに描かれており、家族の関係性や日常のユーモアが描かれています。

義母が「孫が泣くから」という理由で保育園に送って行かず…娘の登園渋りが始まった話

現在2人の娘の母で、白目をむきながら子育てに奮闘するママの姿を描いたコミックエッセイ「子育てしたら白目になりました」の著者である漫画家・イラストレーターの白目みさえさん。臨床心理士・公認心理師として精神科に勤務しながら、InstagramやX(旧Twitter)で作品を随時更新しています。

子育てや仕事に忙しい白目さんですが、二世帯住宅に暮らす義父母とのやりとりにも白目をむくことが多いそうで、外出のたびに見送り出迎えしてくる、毎日のように連絡なしに夕飯をお裾分けしてくる……世話好きすぎる義母の行動に、ありがたさを感じつつ負担に感じることもあるという話をお伝えしてきました。今回は、そんな義母に、保育園への送迎を頼んだことをきっかけに始まった娘の登園渋りについて綴っていただきました。

我が家が二世帯住宅に引っ越してきたのは、長女が小学校に入学するタイミング。次女はまだ保育園に通っていましたが、そのほかの人間は生活リズムがガラリと変化しました。

まず、長女は小学校まで歩いて登校しますので、家族の中で最も早く家を出なければなりません。私や夫はまだ起きてこない次女に声をかけつつ、長女の朝食や身支度を終わらせ、朝から一生分の「早く」を連呼しながら長女を追い立て、集団登校の集合場所まで付き添うという流れが朝のタスクに組み込まれたのです。

長女の登校が終われば次女の準備に入るのですが、次女はこのタイミングで保育園に行きたがらなくなりました。というのも、うちの姉妹は年子。物心がついた頃からずっと同じ場所でお姉ちゃんと過ごしてきた次女は、長女だけが小学校に行くという事実を受け入れられません。

自分はまだ保育園なのに、姉だけ何やら『小学校』という名の楽しそうなところに通っていることがどうしても納得できなかったのです。毎朝起きて姉がいないことを確認するや否や「行かない」「行きたくない」を連呼。

さらに、私は引っ越しによって職場が遠くなった関係で、今までより早く家を出なければならなくなってしまい、保育園に送って行くのが難しくなりました。必然的に保育園に送って行くのは、私よりも遅く家を出る夫の役目に。

しかし夫は夫で出勤しなければならないので、タイムリミットがあります。泣き叫び逃げ回る次女との戦いの日々を繰り返す中で、事件は起こりました。