「日本も物騒になってきた」新幹線でカバン置き引き→乗車賃再徴収…治安悪化に嘆きの声

AI要約

新幹線内で貴重品を盗まれ被害に遭った投稿がSNS上で話題となり、投稿者が再発行手続きを行う様子が記されています。

投稿者は新幹線内で貴重品を置き引きされたことに驚き、警察に遺失物届を提出することとなりました。

投稿を通じて、日本の治安に対する懸念や貴重品の持ち運びに関する意識の高まりが表れています。

「日本も物騒になってきた」新幹線でカバン置き引き→乗車賃再徴収…治安悪化に嘆きの声

「今日ほど最悪な日はない」。新幹線の車内で、置き引き被害に遭ったというXの投稿がネット上で話題を呼んでいる。投稿には同情の声が多数寄せられた一方で、日本の治安悪化を嘆く声も……。投稿者のビスケット(@362514)さんに被害の詳細とその後を聞いた。

「今日ほど最悪な日はない 新幹線でトイレ行ってる間にカバン無くなってて、その中に新幹線の切符とか財布とか全部入ってたんだけど、降りないと行けないから名古屋駅で降りて駅員に事情説明しても新幹線の切符が無いから料金払って下さいだって。とりあえず今から警察署行って遺失物届け書きにいく」

 今月28日、SNS上に投稿された写真には、紛失による再発行を意味する「(紛失再)」という印字が入った乗車特急券と、JR東海が発行した切符紛失時の案内文が収められている。

「超RIZIN.3のライブを見に行っていたのですが、地方在住のため見たかった試合を途中で見るのを止めて急いで新幹線に乗りました」と投稿者。午後5時48分東京駅発予定ののぞみ号に乗車後、携帯だけを持ってトイレに行き戻ってきたところ、座席の上の置いていた貴重品一式が入ったポーチがなくなっていたといい、「トイレに行っている間に新横浜駅に停車していたので、もしかしたら降りた人がそのまま持って行ったのかもしれません」と当時の状況を振り返る。

 カバンを盗まれた可能性について車掌に説明をしたところ「降りた駅で言ってください」と言われたため、下車した名古屋駅で再度事情を説明。駅員からは「とりあえず、切符代をもう一回払って警察署に行ってください」と言われたという。

「財布も盗まれてお金がなかったので、駅員さんは後日払いにきてもいいと言っていましたが、めんどくさかったので近くにいる人にPayPayを現金化していただき(全く知らない人だったので多めに払いました)切符代を払いました。さすがに名古屋駅から最寄駅までの終電を逃す訳にはいかないので、その日は警察署には行かず家に帰りました」と投稿者。その後、警察に電話で問い合わせたものの、盗難の被害届ではなく遺失物届として受理される可能性が高いという。

 投稿は1600件を超えるリポスト、6000件以上の“いいね”を集めるなど話題に。「日本でもそんなこと起こるんですね」「日本も物騒になってきた」「いくら日本でも貴重品は持ち歩いた方がいいです」「カバンを置いて席を離れることができる時代ではなくなりましたね」「割とカバン置いてトイレに行くから気をつけよう」「パソコンをそのままにしてトイレ行く人もいるけど、安全ボケしすぎていると思います」など、治安の悪化を嘆く声や注意を呼び掛ける声が多数寄せられている。

 投稿者は続く投稿で、「え、新幹線のトイレとかちょっと席離れるくらいだったら、みんな携帯くらいしか持たないよね?」とXの機能を使いアンケート。7万7000件を超える回答が寄せられ、「貴重品は必ず持つ」が91%、「貴重品は持たない」が9%という結果だったという。

 一連の反響を受け、投稿者は「小さい頃から親に『貴重品は持ち歩け』と言われていましたが、日本で貴重品を盗むやつなんかいないだろと思い持ち歩いてこなかった。今回、『貴重品を持ち歩いていない以上、自業自得』と言われたので、考え方を改めようと思います。クレジットカードを全て止めたので、明日からこのキャッシュレス時代にどうやって生きて行けばいいのか……」と話している。