8月上旬「小浜・京都ルート」の詳細案提示へ 北陸新幹線敦賀以西整備めぐり 国交省が与党PTに対し

AI要約

北陸新幹線の福井県敦賀から西、大阪までのルートをめぐり、国土交通省が与党のプロジェクトチームに「小浜・京都ルート」の詳細案を説明する予定。

敦賀以西のルートは福井県小浜経由京都方面が採用され反対運動あり、滋賀県米原経由東海道新幹線接続を求める声も。

プロジェクトチームの会合で2倍近い工費見込みや難工事予想の京都駅の位置など詳細を説明予定。

北陸新幹線の福井県敦賀から西、大阪までのルートをめぐり、国土交通省が8月上旬にも与党の整備新幹線プロジェクトチームに対し「小浜・京都ルート」の詳細案について説明することがわかりました。

北陸新幹線の敦賀以西のルートをめぐっては、2016年に与党のプロジェクトチームが「福井県小浜を通り、京都を経由するルート」に決定しました。

そのいっぽう「地下水のくみ上げなど環境への影響が懸念される」として京都府内で反対運動が起きたり、完成までの期間の長さや工事費の増大が見込まれたりしているため、石川県内を中心に「距離が短く、工期や工事費も抑えられる」として「滋賀県米原で東海道新幹線に接続するルート」への転換を求める声が高まっています。

関係者によりますと、8月上旬を軸に開催予定の与党の整備新幹線プロジェクトチームの会合で「小浜・京都ルート」の詳細ルートを提示するとともに、当初2兆1千億円とされた工費が2倍近くの見込みであることや、難工事が予想される「京都駅」の位置などを説明する方向で調整しているということです。