もう迷うのはイヤだ! 「キャンプナイフ」最初の1本の選び方 「おもな用途・タイプ別」5選

AI要約

キャンプで必要なナイフの活用方法と注意点について紹介しています。薪割りやロープの切断、緊急時の道具としての使い方を紹介しています。

また、日本の銃刀法に関する注意点や法規についても解説しています。

キャンプでのナイフの持ち運びや使い方について理解を深めることができる内容です。

もう迷うのはイヤだ! 「キャンプナイフ」最初の1本の選び方 「おもな用途・タイプ別」5選

 キャンプを始める際に準備すべきギアの1つとして挙げられるのが、ナイフ。特に野営キャンプやブッシュクラフトに興味があるキャンパーにとって、ナイフは多様なシーンで活躍してくれるギアになること間違いなしだ。

 しかしナイフは便利な反面、危険も伴うため、取り扱いには注意が必要だ。今回は、キャンプで役立つ初心者におすすめのナイフを種類別に詳しく紹介していく。

 キャンプシーンでナイフが必要な理由は主に以下の3つ。

●薪割り キャンプ場で購入する薪は太さ、長さが揃っているものが多いが、火を起こす際は着火しやすくするためにより細くする必要があるが、ナイフを使えば薪を割ったり細くすることができる。また、細い薪を毛羽立たせ、火付をよくするフェザースティックを作る際にもナイフは重宝する。鉈や斧でフェザースティックを作るのは難しく、細かな作業もできるナイフは必須アイテムとなる。

●ロープなどの切断 必要なロープの長さがわからないときは、キャンプ場で切ることもあるが、その際はハサミよりもナイフの方がきれいに切ることができる。

 意外と見落としがちなのが購入した薪束。薪はロープや結束テープで固く束ねられており、素手で解くのは難しい。ナイフがあれば簡単に切断できる。

●緊急時の道具として 緊急時にもナイフは頼りになる。ケガをした際に服や布を切るために使用したり、万が一遭難した際にサバイバルツールとしても使用できる。遭難の具体例としては、野営などでサイトを探している最中での遭難や、急な天候の変化で管理棟と分断されてしまうケースが挙げられる。緊急時には、ナイフが命を救う道具となり得るので、小型ナイフをファーストエイドキットの中に入れておこう。

 日本でナイフを持ち歩く際は、銃刀法についても知っておきたい。銃刀法第22条では「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、内閣府令で定めるところにより計った刃体の長さが6cmを超える刃物を携帯してはならない」と記載があるが、キャンプでナイフを使うことは正当な理由にあたるため、違法にはあたらない。

 しかし、すぐに使用できる状態で携帯することは禁止されているため、ケースに入れた状態で持ち運ぶとよいだろう。また、軽犯罪法では刃渡りに関係なく、隠して携帯することは禁止されている。例えば、リュックの見つけづらい箇所にしまってある場合や、車の座席裏に挟んで収納している場合は、隠して携帯しているとみなされる可能性があるので注意が必要だ。