大定番VS最新製品どっちがおすすめ?ウィンドシェルをプロがチェック

AI要約

パタゴニアの軽量ウインドシェル、フーディニ・ジャケットについての徹底チェック。

透湿性、軽さ、着心地のバランスが魅力。収納性も優れており持ち運びに便利。

フィット感の高いフードやリップストップ素材の特徴についても紹介。

大定番VS最新製品どっちがおすすめ?ウィンドシェルをプロがチェック

行動開始時のウォーミングアップや風の強い稜線のハイキングなどで活躍してくれるのが、軽くて薄いウインドシェル。定番と最新製品を徹底チェックしてみた。

◆パタゴニア/フーディニ・ジャケット

トレランやマウンテンバイクなどの激しいアクティビティーはもちろん、旅行や普段使いにも気軽に携帯できる超軽量ジャケット。シンプルなデザインながらフィット感の高いフードを備える。素材には100%リサイクルナイロン・リップストップを使用し、軽度の水分を弾く有機フッ素化合物(PFC/PFAS)不使用の耐久はっ水加工済み。

¥15,950 

問い合わせ先:パタゴニア日本支社カスタマーサービス

SPEC

●重量=105g

●ファブリック=リサイクルナイロン100%

●サイズ=XS、S、M、L、XL

●カラー=掲載色ほか6色

・2002年に登場したときは「トンボ」と呼ばれていた

向こう側が透けるほど薄いこのシェルを初めて見たときの衝撃を僕は忘れない。当時の商品名は『ドラゴンフライ』つまり「トンボ」といった。その名のとおり生地はトンボの羽のように薄く、いまにもスイスイと空中を飛び回りそうだった。

 

その後トンボは2004年に透湿性と収納性を改善し『フーディニ』と名前を変えた。以来パタゴニアの大定番製品として多くのアウトドアズパーソンに愛され続けている。

 

最大の魅力は着ていることを忘れてしまうほどの軽さだ。重量はわずか105gしかなく、収納すると掌にのるほど小さくなる。そして着心地がとてもいい。肌ざわりがサラサラしていてナイロン製シェルにありがちな、ペタペタと肌に張り付く気持ち悪さがないのだ。この20年間にはもっと高密度でもっと軽いライバル製品もたくさん登場したが、軽さと着心地のバランスでフーディニを上回る製品はなかなかないと思う。

 

ちなみに僕は過去に2着フーディニを買ったが、現在はどちらも行方不明だ。あまりにコンパクトになるので、どこにしまったか忘れてしまうのである。この点はくれぐれもご注意を!

・ここがスゴい!掌に収まってしまう優れた携行性

左胸のジッパーポケットにたくし込んでコンパクトに収納できる。持ち歩きやすいようにデザインがよく練られていて、カラビナループも備える。

・独自の3本構造のリップストップ

格子状に配置された繊維がカギ裂きの拡大を防ぐ「リップストップ」素材。この格子柄の糸が3本ずつ配置されていて高い強度と独特のハリ感を創出。

・フィット感の高いこだわりのフード

フードは簡易的なものではなく、しっかりと頭部にフィットさせながら左右の視界も確保する本格的なもの。アジャストコードで調整ができる。