友人は節約のために「自宅のWi-Fi」のみでスマホを使用しているそうです。「契約なしスマホ」だと何ができるのでしょうか?
スマホの利用方法には個人差があり、契約なしスマホでも十分に活用できるが、制約もある。
SIMカードがない状態でもWi-Fi環境下でSNSやWeb閲覧、オンラインゲームなどが可能だが、通話や緊急通報ができない。
格安SIMも選択肢としてあり、3大キャリアより費用を抑えられるが、料金プランは事前に比較が必要。
スマホは現代の生活において中心的な役割を果たしていますが、その利用方法は人それぞれです。通信料金の月額料金を節約し、公共や自宅のWi-Fiのみを利用してスマホを使用するという方もいるかもしれません。
一見すると大きな節約になりそうですが、移動中や外出先でインターネットの利用が限られるため、不便を感じることもあるでしょう。
この記事では、スマホを契約せずにWi-Fiのみで生活するメリットとデメリットをご紹介しています。月々の通信料金が高いと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スマホを契約するときには、SIMカードが必要となります。SIMカードとは、ICチップの中に契約者の個人情報が埋め込まれている物です。SIMカードがスマホの中に挿入されていると、契約者の個人情報が認識されるという仕組みのようです。
契約なしスマホは、前述のSIMカードが入っていません。SIMカードがない状態でも、インターネットの環境が整っていれば一部の機能を除き契約スマホと同じように使用することが可能です。
SIMカードがない状態なので、電話番号を必要とするショートメールや通話はできません。
SIMカードがない場合、電話番号を使用する機能は使えませんが、Wi-Fiに接続することで一部の機能は使用できます。契約なしスマホでもできることを以下にまとめました。
・SNSの利用
・Webサイトの閲覧
・オンラインゲームのプレイ
・通話アプリでの通話
・音楽鑑賞
・おサイフケータイの利用
契約なしスマホでもある程度の機能が使えることが分かります。近年はさまざまなアプリが配信されているので、電話番号を使用できなくてもインターネットの環境が整っていれば利用できる機能も多いようです。
前章では、契約なしスマホでもできることをご紹介しました。反対に契約なしスマホでできないことを、以下にまとめました。
・電話番号を使った通話
・キャリアメールやショートメール
・キャリア回線でのインターネット利用
・110番や119番などの緊急通報ができない
・ショートメールや電話番号での認証が必要なサービスが利用不可
・スマホのOSアップデート
Wi-Fi環境下で対応できることもありますが、病気やけがなどで緊急通報をしたい場合は対応ができないので注意しましょう。
◆3大キャリアと格安SIMの料金比較
契約なしスマホでは、緊急時に対応できない可能性があるということが分かりました。
最近では格安SIMという、3大キャリアの料金と比較すると比較的低価格で利用できるプランがあります。格安SIMであれば、SIMカードがスマホに挿入できるので契約者の個人情報が必要な機能が使用できます。
3大キャリアの料金プランの相場は、約4200円~約7300円が多いです。格安SIMの料金プランの相場は、約1760円~約5200円と3大キャリアの半額程度となっており、費用をおさえられる可能性があります。
スマホの料金プランは会社により異なり、キャンペーンや価格変更などもあるので、参考程度にしてください。
SIMカードがない状態でも、インターネットの環境が整っていれば一部の機能を除き契約スマホと同じように使用できることが分かりました。
契約なしスマホでもできることは、スマホに元々ある機能や音楽鑑賞などです。契約なしスマホでできないことは、緊急通報やスマホのOSのアップデートなどがあげられます。
最近では格安SIMという、3大キャリアの料金と比較すると比較的低価格で利用できるプランがあります。通信料金で悩まれている方は、格安SIMの利用を検討するのもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD
編集部ファイナンシャルプランナー