「差別感情は、隠すことではなくならない」10年のあいだ自問自答し続けて…それでも自分の店に“ヘイト本”を置く理由

AI要約

書店員が「ヘイト本」を取り扱うことについての著者の思索を追う。著者は、書店は言論のアリーナであり、「ヘイト本」を排除しながらも、敢えて書棚に並べる姿勢を取る。著者は「ヘイト本」の存在を隠すことは差別感情を弱めず、むしろ対峙する機会を奪うだけだと考える。

書店員は、自身の書店が小さな安全地帯であると認識し、本を通じて意識を拡げる役割を果たしている。著者と同様、著者も書店員として矜持を持ち、「ヘイト本」を置かない方針を貫く。

書店員は、厳しい状況下でも誰かに届く本を並べる喜びを感じている。書店はアリーナではなく、避難所であり、読者が安心して本を探せる場所である。書店員として、著者と同じく本の力を信じながら活動している。

「差別感情は、隠すことではなくならない」10年のあいだ自問自答し続けて…それでも自分の店に“ヘイト本”を置く理由