疲れ目は「押す」よりも「温める」!今日からやりたい、目の正しいケア3つ
目の健康を保つためには、日々のケアが重要です。目の血流を促進することで眼精疲労を緩和できるとされており、目を温めることが効果的な方法の1つです。
ブルーライトは目に影響がないというエビデンスがあり、パソコンやスマホの使用によるブルーライトも気にする必要はないとされています。一方、紫外線は目に影響を及ぼす可能性があるため、紫外線対策は重要です。
サングラスは紫外線から目を守るために有効ですが、色が濃いほど良いというわけではなく、紫外線から守る効果のあるレンズを選ぶことが重要です。
歳を重ねても、いつまでも元気なカラダで過ごしたい、そのためには日々のケアも大事になってきます。
老眼は防ぎようがないものですが、ケアをすることで目の酷使による視力の悪化などを緩和させることは可能です。今回は効果的な目のケア方法や目に良い食べ物について、ご紹介していきます。
お話をうかがったのは「眼科かじわらアイ・ケア・クリニック」の院長であり、登録者数27.9万人に上るYouTubeチャンネル「100年生きる!眼科チャンネル」にて目の健康などについて発信している梶原一人先生です。
仕事で長時間パソコンと睨めっこをしたり、たくさんの書類に目を通したり……。現代人は何かと目を酷使しています。
そんな時、ぐーっと目頭を押したり、こめかみを押したりすると、気持ちが良いものですよね。あれって効果はあるのでしょうか?
「ツボを押すと確かに気持ちいいですよね。ですが、そこまで大きな効果があるとは言えません。
それよりも、目を温める方が効果的です。目のトラブルの多くは、“目の血流”を促すことで緩和することが可能です」(以下「」内、梶原医師)
目には細かい血管が集中しているため、温めて血流を改善することで、酸素や栄養が行き届きやすくなるんだとか。
眼精疲労を感じたら、ホットタオルを目に当てるなどして、目を温めてみましょう!
パソコンやスマホのブルーライトや、紫外線などの光は目に悪いと聞きます。
パソコン使用時はブルーライトカット眼鏡をしたり、外ではサングラスをしたりするのは目のケアに効果的でしょうか?
「スマホやパソコンの画面から発せられるブルーライトが『目に悪い』と、よく言われていますね。
ですが、結論から言うとブルーライトは気にしなくて大丈夫です。
パソコンやスマホなどから発せられているブルーライトは、太陽光に比べてとても微弱で、目に全く影響がないというエビデンスが各国から発表されています」
では、紫外線はどうなのでしょうか?
「紫外線対策は目のケアに効果的です。紫外線を浴び続けることの肌への影響は、ご存知の方も多いですが、目にも同じように影響を及ぼします。
普段、都会で生活する分にはそこまで気にする必要はありません。ですが、海水浴やスキーなど、普段より光も紫外線も多い場所に行く時はサングラスや紫外線カットレンズの眼鏡を着用して目を守りましょう」
ちなみに、サングラスは色が濃いほど良い……と思われがちですが、一概にそうとも言えないんだとか。色が薄くても紫外線から守る効果のあるレンズを選ぶなどして、好きなデザインを選んで良いそうです。