国立教育大・人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率

AI要約

2024年度大学入試の結果を振り返ると、国立教育大学の受験者数や倍率、入学辞退率が明らかになった。

志願者数が多かった北海道教育大学や実質倍率が高かった兵庫教育大学を含む11大学のデータをまとめ、各大学の特徴が浮かび上がった。

入試結果を通じて、文系や理系の人気分野の動向や各大学の入学辞退率の比較も行われるなど、入学者選考の様子がうかがえる。

国立教育大・人気ランキング2024…受験者数・倍率・辞退率

 2024年度大学入試の入試結果を振り返り、国立教育大学の受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。志願者数がもっとも多かったのは北海道教育大学3,267人、実質倍率がもっとも高かったのは兵庫教育大学2.783倍となった。

 河合塾によると、国公立大入試の中心である前期日程の志願者数は前年比100%、後期日程で同100%、中期日程でも同98%といずれも前年並みとなった。学部系統別にみると、文系は、「文・人文」が前年比105%と志願者が増加、コロナ禍以降不人気が続いていた「地域・国際」「国際関係」分野も志願者が増加した。理系では、「理」が前年比103%と増加。そのほか、教育(教員養成課程)は前年比99%、教育(総合科学課程)同95%となっている。

 リセマムでは、北海道教育大学・宮城教育大学・東京学芸大学・上越教育大学・愛知教育大学・京都教育大学・大阪教育大学・兵庫教育大学・奈良教育大学・鳴門教育大学・福岡教育大学の11大学をピックアップし、受験者数や実質倍率、入学辞退率をまとめた。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2024年度入試結果」を参考にした。

 11大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは、北海道教育大学3,267人、ついで東京学芸大学3,083人、愛知教育大学3,008人、大阪教育大学2,912人、福岡教育大学2,185人。

 受験者数がもっとも多かったのは、東京学芸大学2,316人、ついで北海道教育大学2,117人、大阪教育大学2,023人、愛知教育大学1,992人、福岡教育大学1,394人となった。

 実質倍率は、兵庫教育大学がもっとも高く2.783倍、ついで奈良教育大学2.638倍、鳴門教育大学2.393倍、大阪教育大学2.132倍、愛知教育大学2.130倍と続いた。

 入学辞退率は、京都教育大学2.1%、ついで奈良教育大学3.6%、宮城教育大学3.8%、愛知教育大学4.0%、兵庫教育大学4.4%、北海道教育大学4.5%の順に低かった。なお、入学辞退率は、合格者数と入学者数との差の、合格者数に対する割合を算出した。