【就職・転職希望者 必見!】スタートアップ企業で採用される人物像とは?

AI要約

スタートアップ業界において、未経験者の新卒者が求められているスピードやスキルへのギャップが明らかになっている。

スタートアップは生き残りをかけて猛スピードで進むため、未経験者を育てる余裕や体制が整っていないことが多い。

リクルートやVoicyなど、スタートアップ企業では限られた新卒者を採用し、猛烈なスピードについていける筋肉や向上心を求めている。

【就職・転職希望者 必見!】スタートアップ企業で採用される人物像とは?

現代のビジネス環境は急速に変化しており、特にスタートアップ業界ではそのスピード感が一層顕著となっているため、就職活動に臨む学生や転職希望者も、どんなスキルが求められ、どのようなマインドが必要か、悩みは尽きない。今回は、株式会社WAmazingのCEO加藤史子さんと、株式会社VoicyのCEO緒方憲太郎さんとの対談をもとに、スタートアップ企業で求められる人材とそのマインドセットについて掘り下げた。

■スタートアップの現状と学生のギャップ

加藤史子さんが経営するWAmazingでは、まだ新卒採用を大規模には行っていない。その理由について加藤さんはこう語る。

「スタートアップは自分たちが生きるのに必死で、全員が経験者で猛ダッシュで走っています。そうするとひよこたちがピヨピヨと後ろから一生懸命追いかけてこようとしても、もう振り切って走っちゃうんですよね」

全員が生き残りをかけて猛烈な勢いで進んでいくスタートアップでは、未経験者を育てる余裕や体制がまだ整っていない場合が多い。ビジネスマンとしての経験が不足している新卒者がスタートアップのスピードに対応するのは難しいのが現実で、WAmazingではインターンから数名が入社する程度だという。

――加藤さんが以前在籍されていたリクルートさんの場合はいかがですか?

「リクルートは、そのスピードについてこれる猛烈な筋肉を持ったひよこを採るんです。そして3日目くらいから、彼らを千尋の谷に突き落とす。ただあの会社のいいところは突き落として、先輩たちも一応、一緒に谷底に降りてきてくれる。サポートしてくれるけど、猛烈な筋肉は必要です(笑)」

Voicyの緒方さんも新卒採用に対しては消極的なスタンスだ。

 「学生は受験の経験から『いい環境に入る』ことが大事という感覚があるので、そのプロセスを仕事でもやったほうがいいと勘違いをしてしまう。そうすると、入った後にどう頑張るかというより、入った場所で成長できる環境を用意してもらうことを求めてしまう。こういう人たちはスタートアップと相性が良くないですよね」