世界遺産委員会が開幕 佐渡金山26~29日に審査

AI要約

ユネスコの世界遺産委員会がニューデリーで始まり、新潟県の佐渡島の金山の登録可否が審議される。

21カ国が委員国を務め、審査は諮問機関の勧告に基づいて行われる。

政府と新潟県、佐渡市は諮問機関の要請を受け入れる方針を示している。

世界遺産委員会が開幕 佐渡金山26~29日に審査

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が21日、インドのニューデリーで始まった。31日までで、新規登録の審査は26~29日を予定している。日本が世界文化遺産に推薦した新潟県の「佐渡島の金山」の登録可否が審議される。

 日本を含む21カ国が委員国を務め、ユネスコ諮問機関が事前に出した勧告を基に審査する。佐渡金山は「登録」ではなく、日本に追加説明などを求める「情報照会」との勧告だった。政府は登録への格上げを目指すが、委員会でも情報照会と決議されると登録は来年以降になる。

 政府と新潟県、同県佐渡市は、対象地区の一部除外や保護エリアの拡大といった諮問機関の要請を受け入れる方針。