「遠距離婚」という選択…お互い転勤族、目標に向かいつつタイミングが合えば同居も|CLASSY.

AI要約

結婚を機に女性はキャリアを諦めず、遠距離恋愛を乗り越えたカップルの物語。

仕事もプライベートも大切にしながら、それぞれの場所で暮らし結婚生活を楽しむ姿が描かれています。

夫婦であるがゆえに生活スタイルに変化はあるものの、それぞれのキャリアを大切にする決意が感じられる。

「遠距離婚」という選択…お互い転勤族、目標に向かいつつタイミングが合えば同居も|CLASSY.

結婚を機に女性はキャリアを諦めて、夫について行く…そんな考え方に変わる、仕事もプライベートも犠牲にしない夫婦のカタチ。それぞれの場所で暮らしながら結婚生活を送ることを選んだカップルに話を聞きました。

■左・橋本日向子さん(27歳・メディア関係勤務)

首都圏出身の私たちですが、出会ったのはそれぞれ別の会社での転勤先の名古屋でした。お互い全国転勤を伴う職種のため、いつかは遠距離になってしまうことは覚悟の上。交際10カ月で私の大分転勤が決まった時も特別ショックを受けることもなく、ぬるっと遠距離恋愛がスタート。お互いの予定に合わせ、私がいる大分、彼がいる名古屋、2人の地元東京の3拠点のどこかで、1、2カ月に一度会う生活を続けていました。

それから2年後、彼の東京転勤が決まったことが転機に。私に異動を知らせる電話口で「住宅手当とか、結婚すると手厚いみたいなので籍入れていいですか?」と聞かれたのが実質のプロポーズ。もちろんいろいろ考えてくれた上での照れ隠しもあっての伝え方だったと思いますが、実際、異動も結婚を決める大きなきっかけになったそうです。お互いかしこまった雰囲気は得意ではないので私たちらしい婚約になりました。後日、記念の食事もできて良い思い出です。

結婚してからの変化といえば、彼の住む場所が名古屋から東京に変わり、会う場所が3拠点から2拠点になったことくらい。生活スタイルは特に変わりありません。ですが夫婦になったことで、彼は福利厚生面でメリットを得られているし、私も配偶者がいることで異動希望が通りやすくなるかもしれないという制度上のメリットを享受できるように。いつかは結婚したいと思っていたので合理的なタイミングで入籍を決めて正解でした。そろそろ私の異動時期なので東京配属、同居開始になれば嬉しいです。

今の仕事は好きで続けたいと思っているので、これからも私たちは転勤族同士。ずっと一緒に住めるとは限りませんが、そこは別々のキャリアを歩む2人。夫婦ではあるけれど、それぞれの目標に向かいつつタイミングが合えば一緒に過ごす、そんな関係を築いていきたいと思います。(日向子さん)