結婚式の「スマホの使用」をめぐり、ネットで議論。ある投稿がきっかけで。海外

AI要約

結婚式中のスマホ使用についての議論がSNSで繰り広げられている。ウェディングカメラマンが投稿した動画が賛否両論を巻き起こし、賛成派と反対派の意見が分かれた。

アンプラグド・ウェディングとは、電子機器の使用を禁止し、式典に集中するための取り組み。最近、人気が高まっている。

主催者が事前にスマホ使用を禁止しても、ゲストが無視する事例もあり、議論を呼んでいる。

結婚式の「スマホの使用」をめぐり、ネットで議論。ある投稿がきっかけで。海外

「結婚式中のスマホの使用について、どう思いますか?」SNS投稿された結婚式の動画が、議論を呼んでいます。【Kaito Takashima/BuzzFeed Japan】

投稿主は、ウェディングカメラマンとして活躍するカイラ・ニクソンさん。新婦の女性が「携帯電話をしまって」と呼びかける様子が映っています。カイラさんは、キャプションで「挙式中のスマホの使用について、どう思いますか?」という質問を、ユーザーに投げかけました。

コメント欄には、結婚式でのスマートフォン使用に賛成派と反対派、両方からの意見が寄せられました。

賛成派からは、「写真や動画を撮ることが、なぜいけないの?」「カップルが望むなら、彼らの意見を尊重するべき。だけど写真や動画が多いに越したことはない」などの意見が集まりました。

一方、反対派からは「"あなたの"結婚式じゃないからです。招待客はカップルのお願いに従うべき」「プロのカメラマンが撮影してくれて、あとでシェアしてくれる。ゲストは式典にもっと集中するべき」などの声が上がっています。

「司会者が、ゲストに『携帯電話をしまって』と事前に伝えていましたが、そのお願いは無視されました」

スマホの使用禁止がアナウンスされたのにもかかわらず、あからさまにスルーされたのは、これまでで初めてのことだったというカイラさん。より多くの人に認知してもらうため、SNSで質問を投げかけたといいます。

"アンプラグド(=Unplagged)"とは、日本語で「電子機器を使わない」「デバイスフリー」といった意味を持つことば。結婚情報サイトBrides.comによれば、携帯電話だけでなく、デジタルカメラなども禁止の対象になるといいます。

会場の受付や式の冒頭で、携帯電話の使用についてアナウンスされることが多いようです。また、米ニューヨーク・ポスト紙によると、主役の2人よりも先に、ゲストが結婚式の様子を投稿することを防止する目的もあるといい、アンプラグド・ウェディングは近年人気を集めているそう。