「飛行機に乗ると"肌トラブル"が起きやすい」は本当だった...! フライト時に必ずやってほしいスキンケアをドクターが解説

AI要約

SNSでもたびたび話題になる、機内でのスキンケアルーティン。行き過ぎたものもあるとはいえ、機内の空気は乾燥しがちで、肌に悪影響を与えるのも事実。

飛行中の気圧の低さや機内の乾燥は、肌トラブルの原因に。一般的な地上の湿度は40~50パーセントであるのに対し、飛行中の機内の湿度は10~20パーセントにまで低下する可能性があるという。

1)水分を摂取する

2)熱いシャワーを避ける

3)角質ケアを前夜に行う

4)洗顔&保湿する

「飛行機に乗ると

SNSでもたびたび話題になる、機内でのスキンケアルーティン。行き過ぎたものもあるとはいえ、機内の空気は乾燥しがちで、肌に悪影響を与えるのも事実。「フライト中やフライト後に、吹き出物やむくみ、乾燥などといった肌トラブルが起きることは珍しくありません」と話すのは、美容医療・美容外科を専門とする医師のパリス・アチャーリヤ氏。

普段は肌トラブルをあまり感じない人でも、飛行機に乗ると吹き出物ができやすくなるそう。「乾燥を補うために、肌はより多くの油分を分泌します。さらに、環境の変化や質の悪い空気、機内で食べるスナック菓子や睡眠不足も、肌に悪影響となる可能性があります」と、美容医療に詳しい医師のリア・トットン氏も説明する。

ここでは、こうした肌トラブルを防ぐために、フライト前後やフライト中にできるスキンケアについて、専門家がアドバイス。

飛行中の気圧の低さや機内の乾燥は、肌トラブルの原因に。一般的な地上の湿度は40~50パーセントであるのに対し、飛行中の機内の湿度は10~20パーセントにまで低下する可能性があるという。

アチャーリヤ氏によると、「短期間のフライトでも、機内の乾燥は肌の水分を奪います」とのことで、湿疹や酒さ、乾癬(かんせん)など、乾燥による皮膚トラブルがある人はさらに注意が必要とのこと。

それだけでなく、肌のくすみや体のむくみも感じやすくなる。「乾燥や睡眠不足、気圧による血流の低下など、さまざまな理由が考えられます」と、トットン氏。

1)水分を摂取する

「フライト中ももちろんですが、フライト前にも、移動中に必要な水分を最大限に摂取することが重要です。フライトの1週間ほど前から水分摂取量を増やし、体の内側から水分を補給することもおすすめです」とアチャーリヤ氏。

2)熱いシャワーを避ける

「フライト前に熱いシャワーを浴びるのは避けましょう」と話すのはトットン氏。「肌が水分バランスを崩し、かゆみや炎症につながる可能性があります。もしも浴びる場合は、冷水かぬるま湯にしましょう」

3)角質ケアを前夜に行う

トットン氏によると、「飛行機に乗る前夜に、体と顔の角質を除去しておくと、肌が水分を吸収しやすくなります」とのこと。「その後、保湿力の高い顔・ボディ用クリームで全身、特に露出の多い部分を重点的に保湿しましょう。飛行機に乗る前にシャワーを浴びるなら、まだ少し湿っている状態でクリームを塗ることで、うるおいを閉じ込めることができます」

4)洗顔&保湿する

アチャーリヤ氏のおすすめは、フライト前にクリニックで保湿のフェイシャルケアを受けるか、自宅で同じような保湿ケアを行うこと。前日夜に、ヒアルロン酸配合の美容液やクリーム、オーバーナイトマスクを塗るのがアチャーリヤ氏のルーティン。「ヒアルロン酸は肌の水分を保持する効果があります」

「(当日は)飛行機で移動する前に、冷水かぬるま湯で洗顔するのがベストです」「そのあとで、無香料のクリームを使いましょう」とトットン氏は補足。香料入りのアイテムは、肌の乾燥や炎症、赤みを引き起こす原因となり得るので、避けたほうがよいとのこと。