出産したばかりのシロイルカのアーリャ死ぬ しまね海洋館アクアス

AI要約

島根県浜田市の島根県立しまね海洋館アクアスで飼育されていたシロイルカのアーリャが突然死亡し、赤ちゃんを出産したばかりだった。

アーリャは26~28歳であり、急に食欲がなくなり、異常な行動を見せるようになったが、処置を受けても回復しなかった。

アクアスでは死因を調査するために鳥取大学と連携し、赤ちゃんは人工哺育されているという。

出産したばかりのシロイルカのアーリャ死ぬ しまね海洋館アクアス

 島根県浜田市の島根県立しまね海洋館アクアスは11日、飼育していたシロイルカのアーリャが同日未明に死んだと発表した。1日にメスの赤ちゃんを出産したばかりだった。

 アクアスによると、アーリャは推定26~28歳。3日から餌を食べなくなり、腹痛とみられる行動もするようになった。9日に強制給餌(きゅうじ)するなどの処置を施したが、11日午前0時半ごろに泳ぎ方に異変が表れたという。獣医師が駆けつけたが、同1時41分に死んでいることが確認された。

 アーリャは開業前の1999年、ロシアから搬入された。飼育中のシーリャとミーリャの母親で、今月1日にも出産した。湊直樹館長は「目がまん丸で興味津々に近づいてくるのがもう見られないのは悔しい」と話した。

 アクアスは今後、鳥取大学と共同で死因を調べる。赤ちゃんは現在、人工哺乳しているという。(高田純一)