目指せ健康寿命日本一 奈良県とエニタイムフィットネス運営会社が連携協定

AI要約

奈良県とフィットネスジム「エニタイムフィットネス」が包括連携協定を締結し、国民スポーツ大会への支援や健康増進など幅広い取り組みを行うことが決定した。

連携内容はスポーツ振興、健康増進、インクルーシブ社会の実現など多岐にわたり、奈良県の健康寿命日本一を目指す取り組みも強化される予定。

協定に伴い、奈良でのチャリティスクワットイベントも開催され、県職員らが参加して寄付活動が行われた。

目指せ健康寿命日本一 奈良県とエニタイムフィットネス運営会社が連携協定

活力ある地域社会の実現に向け、奈良県はフィットネスジム「エニタイムフィットネス」を全国展開する「Fast Fitness Japan」(本社・東京都)と包括連携協定を締結した。今後、国民スポーツ大会(国スポ)に向けたアスリート支援や、奈良マラソンの広報などに連携して取り組む。

同社は国内でフィットネスジムを1100店舗以上展開し、県内でも13店舗を構える。県は同社との協定に向けて昨年秋から調整を進め、滋賀県に続き2例目となるという。

連携する項目は、スポーツ振興・健康増進▽インクルーシブ社会の実現▽環境の保全▽用地活用-など。国スポ参加を目指す選手20人への国内外のエニタイムフィットネスで使えるパスポート発行や、高齢者の健康づくり政策への協力、奈良公園の清掃活動への協力など幅広く取り組む。

65歳時点で平均であと何年健康で自立した生活を送れるかを示した「健康寿命」について、奈良県は令和4年の調査で男性が18・60年で全国3位、女性は21・13年で同23位となっている。

県は健康寿命日本一を目指しており、締結式で山下真知事は「協定を機に若い時から運動する習慣を持つ人が増えることで無理なく達成できる」と期待を込めた。一方、山部清明社長は「県とさまざまな領域で一緒に取り組めることを光栄に思っている」と感謝を述べた。

協定にあわせ、スクワット1回につき10円を奈良の鹿愛護会とスペシャルオリンピックス日本・奈良へ寄付する同社の「チャリティスクワット」イベントが県庁舎前で開かれ、県職員らがスクワットに挑戦。計8万円の寄付が決まった。