「人工流れ星」を流したい! 実現に向けて日々奮闘する2児のママ・岡島礼奈さんに聞いた「子どものワクワクを育てるには?」リアルな子育て裏話も!

AI要約

岡島礼奈さんが追いかけ続ける夢「人工流れ星」プロジェクトについて紹介。

人工流れ星の仕組みや材料について明かされた詳細。

科学貢献とエンターテイメント性を合わせ持つ流れ星の魅力について。

「人工流れ星」を流したい! 実現に向けて日々奮闘する2児のママ・岡島礼奈さんに聞いた「子どものワクワクを育てるには?」リアルな子育て裏話も!

ご自身の夢「人工流れ星を作る!」ことを追いかけ続け邁進する岡島礼奈さん。二児の母親としても、子育て&ハードワークをこなし、実現に向かって走り続けているトップランナーです。

今回は、人工流れ星について、そして普段の子育てについて色々なお話しを伺ってきました。

科学者ママが試した、お子さんのワクワクを育てるための工夫なども教えていただきました。

–現在取り組まれている「人工流れ星プロジェクト」について教えてください。

いつ流れるかわからない自然の流れ星とは違い、決まった場所や時間に流れ星を流すことができるのが「人工流れ星」です。流れる時間もあっという間に消える自然のものと違い、1分近く楽しめます。

「人工流れ星」は流れ星の元になる”粒”を何百粒も搭載した人工衛星を打ち上げ、これを放出して大気圏に突入させると、流れ星になるという仕組みになっています。

–この流れ星の”粒”は、どういったものなのでしょうか?

中身は企業秘密なのですが、粒自体が明るく光るように開発されています。どういう材料なら明るく光るか、どんな色になるかなどを考えています。素材によって色を変えることも可能です。

–「人工流れ星」の開発は、会社を立ち上げた当初から取り組まれているんですか?

そうですね、そもそも流れ星を作りたくて今の会社を立ち上げました。ただただ「流れ星を作りたい」っていう想いもあるのですが、何のために作りたいかというと、私は「科学」に貢献したいという思いがあります。流れ星を流すということ自体が実は、科学貢献にもなっているんです。

流れ星が流れるところを「高層大気」というのですが、高層大気の中間圏(高度60~80㎞と言われる)と呼ばれるところのデータはまだまだ少ないんです。ですが、気候変動などのメカニズム解明に非常に大事なところだと言われています。

流れ星が流れたあとの高層大気の様子を観測することによって、様々なことがわかるんです。流れ星が流れる時にどういった光り方をするかなどで、そこにある物質などを知ることができます。

そして、もう1つの大きな理由として、流れ星ってエンターテインメントじゃないですか。人工流れ星を流すことでみんなが楽しめて、高層大気のデータがわかって、科学にも貢献できる。その両輪がとても楽しくて、今に至ります。

–最初から流れ星のエンターテイメント性も科学貢献と合わせて考えていたんですか?

科学の大切さを伝えるっていうと、どうしても元々科学に興味がある人しかこないんですよ。でもエンターテインメントなら色々な人が見てくれますよね。

例えばドラえもんが算数の話をしていたら、算数が好きじゃなくても子どもが興味をもつじゃないですか。そんなエンタメの力でたくさんの人をインスパイアしていくっていうことが面白いなと思っています。

今では、観光に使いたいというニーズもあったりします。面白いところでいうと、ハリウッドのSF映画のプロモーションに検討したいとアメリカから連絡が来たりもしていますね。

–今、実現の目処はどんな感じなんでしょうか?

時期的な目処はまだ具体的にはたっていないのですが、これまでに二機、人工衛星を打ち上げています。今新たにもう1つ、三機目を作ろうとしているところなんです。