養子ねこが“へそ天”でうっとり　元保護ねこの優しさに2万“いいね”　「みんな幸せになりますように」

　動物は血のつながらない子の子育てをすることがあります。甲斐甲斐しくお世話する姿には、愛おしさが込み上げますよね。出産したばかりのねこが、別の赤ちゃんも一緒に子育てする様子がX（ツイッター）で話題になっています。投稿主のにぺくもりずの（@n_p_c_m_l_z_n）さんに詳しいお話を伺いました。

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「ママねこくるちゃんと生後5日の赤ちゃん4匹と生後2週の赤ちゃん1匹」

　そんなコメントを添えて投稿された写真には、母ねこと5匹の赤ちゃんねこが写っています。サイズが少し大きめの子は生後2週間、血がつながっていない養子です。

　母ねこは分け隔てなく母乳をあげ、赤ちゃんねこはとても満足げ。仰向けで、うっとりとした幸せそうな表情を浮かべています。

　そんな親子の写真がXに投稿されると、2万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「飲んだくれではないですか！（かわいい）」「自分の子どもたちにも、ほかの子どもにも愛情注ぐママねこ・くるちゃん」「何これかわいすぎる」「みんなみんな幸せになりますように！」「尊い……」など、あまりのかわいらしさに多くの声が寄せられました。

　母ねこは推定3～4歳の「くる」ちゃん。出産前に保護されました。穏やかな性格で、快く赤ちゃんを撫でさせてくれるそう。そして、くるちゃんが寄り添っているのは生後5日の赤ちゃん4匹と、生後2週間の養子「とあ」ちゃんです。

　とあちゃんは、ほかの赤ちゃんと比べると少し大きめなことがわかります。おっぱいをたくさん飲んだからか、とても満足げ。ほかの赤ちゃんがおっぱい争奪戦で場所の取り合いをしているなか、とあちゃんは2分ほど満腹の余韻に浸っていたそうです。

　今でこそ、にぺくもりずのさんの家で安全に育児をしているくるちゃんですが、ついこの間まで外の世界で生きていました。6月1日、にぺくもりずのさんが公園を散歩していたとき、妊娠中のくるちゃんと出会ったそうです。

　にぺくもりずのさんは保護しようと試みますが、くるちゃんは警戒心が強く、なかなか捕獲できませんでした。その後、くるちゃんが懐いていた中学生に協力してもらい、見事捕獲に成功。そのまますぐに動物病院を受診しました。

「痩せている体に不釣り合いな膨らんだお腹から、間違いなく妊婦ねこだと確信。初期医療を受けてから自宅に連れ帰りました。用意しておいた寝室のケージにくるちゃんを入れました。くるちゃんはケージ内にあるトイレの中で、翌朝まで緊張で固まっていました」

　それからにぺくもりずのさんの家での生活に少し慣れた6月25日、くるちゃんは6匹の赤ちゃんを出産しました。保護前は警戒心が強かったくるちゃんですが、今ではにぺくもりずのさんを信頼して甘えん坊な一面を見せるのだとか。

「1日に2回ほど、くるちゃんの甘えん坊タイムがあります。私の膝の上やベッドで“頭突きゴロスリ”する姿は愛おしいです」