“みんなのみらい、みんなでつくろう” 2024年度全国選抜小学生プログラミング大会

AI要約

全国の小学生が競うプログラミング大会で、プログラミング技術を発掘するのではなく、人間力を育成することを目指す大会が開催されている。

新聞社が協力して全国規模での大会を主催し、子どもたちが作成したプログラムによる作品を競い合う。

2025年3月に全国大会が開催され、都道府県大会で選出されたファイナリストが作品を競い合う。審査基準や賞についても公表されている。

“みんなのみらい、みんなでつくろう” 2024年度全国選抜小学生プログラミング大会

 全国の小学生が競うプログラミング大会だが、目的は、高度なプログラミング技術を持つ“天才発掘”ではない。未来の主役である子どもたちが、どこに住んでいても、性別や年齢に関係なく活躍できるような“人間力”育成をサポートしたい――。そんな願いから、プログラミングを通じて社会を生き抜く思考力・行動力・プロデュース力を含めた総合的な「人間力」を評価する大会だ。「2024年全国選抜小学生プログラミング大会」の地方予選(都道府県大会)の作品募集が、続々とスタートしている。

 全国の新聞社が協力して全国規模での大会を開催し、子どもたちが、独自の発想やアルゴリズムに基づいたプログラムにより制作したアプリ・映像・ゲームなどを披露し合う。主催は、共同通信社に加盟する地方新聞社45社の事業部門と共同通信社が加入する全国新聞社事業協議会(事務局・株式会社共同通信社 業務推進部内)。文部科学省・経済産業省・総務省・デジタル庁が後援、あいおいニッセイ同和損害保険(東京)・クレスコ(東京)などが協賛している。

 大会スローガンは「みんなのみらい、みんなでつくろう」。「みんなのみらい」をテーマに、自分・大切な人・地域などの明るい未来に役立つアイデア・思いが詰まった作品(プログラミング言語の指定なし)を募る。コロナ禍の2020年度にスタートし、2回のオンライン開催を経て、2022年度にリアルでの大会がスタート。昨年度も全国大会では、都道府県大会で選出されたファイナリストが東京に集まり、作品に込めた思いなどを堂々と披露。大人顔負けの作品とプレゼンテーションに、感嘆の声が絶えなかった。

 今年度も、2025年3月2日(日)に東京・品川インターシティホールで全国大会が開催される。全国の小学校・義務教育学校に所属する小学生(2025年3月卒業の小学6年生まで、個人・団体ともに可。団体の場合は1チーム4人まで)を対象に、都道府県大会で選出されたファイナリストの作品が競い合う。

 各都道府県大会への応募方法や応募期間・審査方法などは、「全国選抜小学生プログラミング大会」のホームページ内に掲載している。全国大会の採点基準は、「発想力40点満点」「表現力30点満点」「技術力30点満点」の計100点満点。3分間で、作品制作のきっかけや思い・特徴・苦労した部分などをプレゼンテーションする。グランプリ・準グランプリのほかに複数の賞を設定し、全員を表彰。最優秀者には文部科学大臣賞を授与する。これまでの全国大会の入賞作品については、ホームページの「アーカイブ」から見ることができる。問い合わせは全国新聞社事業協議会事務局(株式会社共同通信社内)、TEL:03‐6252‐6035、E-mail:program.kk@kyodonews.jp。