1万円入れたら「4000円の管理費」を取られる…大半の人が損をする「金融商品」をご存じですか

AI要約

保険についての見直しが必要であることが指摘されており、特に生命保険については全て解約することが結論されている。

民間の保険は保険会社が儲かる仕組みになっており、加入者側は必ずマイナスになる仕組みとなっている。

保険料割安などのメリットもあるが、保険会社が一定の粗利を稼いでいることも明らかになっている。

1万円入れたら「4000円の管理費」を取られる…大半の人が損をする「金融商品」をご存じですか

空前の投資ブームと言える今、見直しを迫られるのが「保険」です。日本人が多くの生活資金を割いている保険ですが、果たしてそれだけのマネーをかけるだけのメリットはあるのでしょうか。トウシナビ代表・櫻井かすみ著『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』(Gakken)より、内容を一部抜粋してお伝えいたします。

前編はこちら:貯金ゼロの「元貧乏ママ」が、純資産1億円を達成するまでに「要らないと思ったモノ」

民間の保険に入らなくても、公的な保険だけでも、想像していたよりも頼もしいと思った方も多いはず。でも、こんな声も聞こえてきそうです。「何かあった時に心配だから」「働けなくなった場合のために……」「入院した時にお金がもらえたほうがいいんじゃない?」「がん家系だから、がん保険くらいはないと不安」などです。

しかし、はっきりと申し上げます。結論、「生命保険は全て解約!」。百歩譲ったとして

も、「養っている子どもがいる世帯主だけ、掛け捨ての死亡保険に入るだけ」で十分。

よって、単身者や子育てを卒業している人たちは、何も加入しなくていいのです。

世代や暮らしや思考は様々だから、「ウチは違う」と思われるかもしれません。とはい

え悩むポイントは、どんな方でもほぼ一緒ですので、1つずつひも解いていきましょう。

そもそも民間の保険は「保険会社が儲かる仕組みになっていること」をお伝えしておきます。これは当たり前の話で、儲からないと会社は存続しませんし、ボランティアではないのです。言い換えると、加入者全員をかき集めた場合、加入者側は必ずマイナスになる仕組みです。

人材や店舗など施設にかかる費用を抑えたことで保険料割安という声もあるライフネット生命も「2022年度決算説明資料」にて、粗利率が2020年度は43%、2021年度は44%、2022年度は39%(コロナ禍の影響を排除すれば46%)と発表しています。おおよそ4割の粗利を稼いでいるので、例えば加入する側は1万円を保険会社に入金すると、4000円位の管理費がかかるイメージです。