無添加?抽出方法?意外と奥が深い調味料の世界へ沼落ち

AI要約

調味料の選び方について、無添加やオーガニックなど体に優しいものを選ぶポイントが紹介されています。

オーガニック認定の調味料ではなく、製品の材料を見極める必要があります。

国産大豆の生産に関する情報や製品表示の重要性も言及されています。

 毎日、なんらかの料理で口にしている調味料について考えたことありますか? 無添加やオーガニックを選んでいる! こだわっている! と思っていても実は見逃しているポイントがあるかもしれない、それほど奥が深いのが調味料の世界なんです。

 まったく考えたことがない人も、厳選している‟つもり“の人も必見な調味料を学んでいきましょう。

WEBメディア『シンクロナス』にて暮らしの知恵や健康に役立つ情報を発信するコンテンツ「ベッキーのごじあいLIFE」より全三回にわたって紹介します。(第一回)

■ 体に優しい調味料の選び方って? 

 「私、調味料にはこだわってます!」とベッキー。

 数多くの調味料の中から、無添加、有機栽培のものを購入したり、抽出方法を調べたり、お味噌を手作りしたりと、そのこだわりは調味料研究家のMICHIKOさんも絶賛するほど。

 MICHIKO「調味料って本当にちょっとでも毎日のお醤油とかお味噌とかの積み重ねで塩分過多になったり、糖質が多くなったり、いろいろな影響が出てくるんです」

 ベッキー「先生が考える体に優しい調味料はどう選べばいいのでしょうか」

 MICHIKO「まずは無添加調味料を選んでいただきたいっていうのはひとつ。お野菜でいう有機JAS認証も調味料についています。あとはオーガニックじゃなくても美味しいものは沢山あるので、マークがついていないものでも、メーカーのこだわりを調べながら自分の舌で選んでいただくのが一番です」

 種類が続々と増え続ける調味料の中から選ぶ基準のひとつは、JASマークがついているオーガニックの調味料。

 MICHIKO「オーガニックって言っても、なかなか本当のオーガニックって選びづらいんですよ。そこで注意してほしいのは、調味料はある程度の無添加の材料を使用していたら、オーガニックって言えちゃうということ。さらに選ばれた種類の添加物は、国の条件下では使用OKが出てるんですね。だから自分が普段使っている調味料はどういったものが使われているかっていうのを、オーガニック表記があっても見なければいけない。日本は特に土地が狭いので、オーガニックの調味料がそもそも少ないんです」

 100%オーガニックの調味料は珍しい。オーガニック表記にとらわれず、その調味料の材料はどんなものかを見極めるのが大事。

■ 国産大豆の生産量は全体の約6%! 

 MICHIKOさんいわく、国産大豆の生産量は6%ほどなんだとか。これにはベッキーも驚きを隠せません。

 MICHIKO「オーガニックの国産の大豆を選ぶとなったら6%で、なおかつオーガニックを基準とした工場で作られなきゃいけないとか、ものすごい規格があるわけです」

  ベッキー「私は調味料とか食べ物を買う時、必ず後ろの表示を見ますけど、大豆はアメリカ産とか中国産が多い」

 MICHIKO「アメリカ産とか中国産でも、向こうの国で有機規定をされていて、95%ぐらいそれを使っていたら日本国内でもオーガニック許可が取れるんですよ。だから今おっしゃったように裏の表示を見ないとあれ? みたいな。買った後で、違う国だった! っていうことがあるんですね」

 アメリカ産や中国産の大豆も向こうで有機だったら日本でもオーガニックと書けるので、裏側の表示を見たり、抽出方法を調べたり、見極めが必要です。