横浜・⼭下ふ頭で現代アートの祭典が誕生。「Art Squiggle Yokohama 2024 やわらかな試⾏錯誤ー芸術とわたしたちを感じる45⽇間ー」が7月から開催

AI要約

「Art Squiggle Yokohama 2024」は、若手アーティストを中心に生き方をアート作品・空間を通じて楽しむ現代アートフェスティバル。

展示作家による多彩な作品群から現代社会とのつながりを感じることができる。

イベント期間中には様々なワークショップや音楽イベントも予定されており、アートと私たちのつながりを探る祭典となる。

横浜・⼭下ふ頭で現代アートの祭典が誕生。「Art Squiggle Yokohama 2024 やわらかな試⾏錯誤ー芸術とわたしたちを感じる45⽇間ー」が7月から開催

現代アートフェスティバル「Art Squiggle Yokohama 2024(アートスクイグルヨコハマ 2024)」が、7⽉19⽇~9⽉1⽇までの45⽇間、横浜・⼭下ふ頭にて開催される。

「Art Squiggle Yokohama 2024」は、”Squiggle(スクイグル)=やわらかな試⾏錯誤”を繰り返し作品を⽣み出す若⼿アーティストを中⼼に、⽣き⽅をアート作品・空間を通じて楽しむことができる新しい現代アートフェスティバル。

「まがりくねった/不規則な/曲線」の意味を持つ「Squiggle(スクイグル)」という⾔葉は、直線的でなく予測不能な動きや形状を表すことから、アーティストが創作活動中に経験する迷いや試⾏錯誤のプロセスを象徴している。アートを形にすることは、⼀直線に進まない道のりであり、このことは私たちの⽇々の試みでもある、迷ったり、立ち止まったり、失敗することにも当てはまる。

メイン展⽰では、国内外で活躍が期待される若⼿作家を中⼼とした15組のアーティストやコレクティブによる作品を展⽰。アーティストと対話しながら、テーマやコンセプト、制作過程、作品に「スクイグル」が⾒られる作品を選出した。主観と客観を⾏き来するプロセスを経て⽣まれた多彩な作品群からは、現代社会を⽣きる私たちとのつながりが⾒出すことができる。また、若⼿作家⽀援を⽬的のひとつとして掲げるマイナビアートコレクション収蔵作品の⼀部が「マイナビアートコレクション展」として展⽰される。展示空間を担当したのは、空間デザイナーの⻄尾健史。アーティストと対話を重ねながら作った迷路のように構成された空間を、好きな順番で辿りながらアート鑑賞を楽しむことができる。

展示作家

宇留野圭、河野未彩、川谷光平、GROUP、小林健太、中島佑太、沼田侑香、山田愛、光岡幸一

マイナビアートコレクション展:酒井建治、土屋未久、村田啓、楊博、横山麻衣

特別ステージ:藤倉麻子

会場内には、嗜好の異なる複数の書店が「スクイグル」をテーマに選んだ書籍約100冊が並ぶ「ライブラリー&ラウンジ」も併設するほか、アーティストのインタビュー記事や作品が掲載された「アーティストノート」を来場者が並べてブックレットを制作するワークショップも実施。さらに、横浜湾を臨む景⾊を楽しめる屋外スペースでは、週末に⾳楽イベント「Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)」が開催される。また、展示内容とも連動した作家のワークショップも開催。中島佑太「”労働”、“仕事”、“遊び”について考える (仮) 」や、沼⽥侑⾹「アイロンビーズで作るピクセルアート体験」、⼤型バスをベースとする移動を主体とした表現の場「MOBIUM」による⼭下ふ頭の⾵や⽇光など環境情報にフォーカスしたワークショップも予定されている。

国内外をつなぐ経済の要や⽂化交流の場として機能し、多様な価値観が交錯していた⼭下ふ頭を舞台に、アーティストや来場者と共に「スクイグル」の在り⽅や、アートと私たちのつながりを模索する祭典になりそうだ。「Art SquiggleYokohama 2024」で、アートが私たちから遠いものではなく、ともに⽣きる時代、社会、暮らしのなかの様々な経験や感情から⽣まれてくるものだということを改めて感じたい。