一瞬、耳を疑った…半年前に定年後退職した60歳の元部長、社長からかかってきた「まさかの電話」に歓喜【人材開発コンサルタントが解説】

AI要約

役職定年後、会社に残る場合のスキルアップ戦略を紹介。

経験知を明確にし、新たなスキルを習得して存在価値を高める。

社内でメンターやアドバイザーとして活躍し、収入をアップさせる道も示唆。

一瞬、耳を疑った…半年前に定年後退職した60歳の元部長、社長からかかってきた「まさかの電話」に歓喜【人材開発コンサルタントが解説】

会社員の大きな区切りとなる「役職定年」。その後も勤めている会社に残る場合、どうせなら一般の役職定年者よりも収入をアップさせたいと考える人も多いでしょう。そこで、『55歳からのリアルな働き方』(かんき出版)の著者である人材開発コンサルタントの田原祐子氏が、役職定年後のスキルアップを目指して取り組みたいことについて、事例をもとに解説します。

スキル&年収&労働期間アップを目指すために必要なこととは

もしもあなたが「役職定年後、今の会社に残る」と決めた場合、今のうちから、少しでもあなたのステイタスや存在価値をアップしておくよう心がけましょう。

そうすれば、あなたはより長い期間会社に必要とされ、当然部下からも尊敬されて、居心地よく働き続けることができます。

また、場合によっては、一般の役職定年者より、収入をアップさせることも可能になります。

そして、そのためには、次のような戦略・戦術が必要です。

●あなたの強みである「経験知」を明確にしておく

会社は専門知識やスキルがある人の経験知を必要とするものです。社内で後輩育成に寄与したり、社内講師を務めるのもいいでしょう。

●「新たなスキル」を習得する

現在の仕事に関連する付加価値の高いスキルを習得するといいでしょう。その他、コーチングや、AIなどのデジタル系スキルなどもお勧めです。

●コンピテンシーを発揮して、社内のメンターやアドバイザーを務める

若手社員が自分の上司に相談できないことも、年齢の高いあなただからこそ相談できることがあります。ギスギスしがちな職場をホッとさせる存在になりましょう。

●役職定年後、今の会社に残る場合に考えられるキャリアパターン

キャリアアップ、またはキャリアシフトが該当します。

特に新たに身につけなくてはならない専門知識やスキルはありません。

「少しでも長く働きたい」「よりよい待遇を求める」という方は、付加価値を高めるような知識やスキルを習得するよう、心がけるといいでしょう。