菊地吉正の【ロレックス通信 No.256】|6月まで半年間の値動きをランキングにして見えたこと!

AI要約

6カ月間のロレックスの実勢価格の変動を振り返り、上昇幅が最も大きかったモデルから順に並べて紹介。

大きく値上がりしたデイトナとディープシーに注目し、為替の円安も考慮すると価格変動の背景が逆に興味深い。

ヨットマスターダークロジウムを除く全てのモデルが二桁の上昇を記録し、市場の動向に変化が見られる。

菊地吉正の【ロレックス通信 No.256】|6月まで半年間の値動きをランキングにして見えたこと!

 今月も4週目ということでロレックス相場定点チェックをお届けする。ただその前に2024年も半年経ったため6カ月間の値動きについてもまずは振り返ってみたいと思う。

 以下は、6カ月間で実勢価格の上昇幅が最も大きいモデルから順に並べた結果である。

[1月21日調査 → 6月21日調査]

【1位】デイトナ(黒文字盤)|430万円 → 490万円(+60万円)

【2位】ディープシー|207万円 → 244万円(+37万円)

【3位】GMTマスターII|354万円 → 388万円(+34万円)

【4位】サブマリーナーデイト グリーン|245万円 → 272万円(+27万円)

【5位】サブマリーナーデイト|213万円 → 235万円(+22万円)

【6位】エクスプローラー II |178万円 → 197万円(+19万円)

【7位】エアキング|133万円 → 148万円(+15万円)

【8位】エクスプローラー 36 |138万円 → 149万円(+11万円)

【8位】デイトジャスト|130万円 → 141万円(+11万円)

【10位】ヨットマスターダークロジウム|238万円 → 242万円(+4万円)

 ご覧のとおり10位のヨットマスター ダークロジウム以外は二桁の上昇となっていることがわかる。ちなみに1月時点での為替は148円、それに対して6月21日時点は159円と半年で10円以上も円安が進んでいる。そのため4万円しか上昇していない10位のヨットマスターに至っては逆に大幅に値下がりしたということになるのかもしれない。

 一方で半年間に異常な高騰となっているのがデイトナとディープシーだ。特にディープシーについてはかなり上がっている。以前、1月に実施した定点チェック時は「これは驚いた、ほぼ定価じゃないの! 1月度の実勢価格定点チェック!」(関連記事参照)という見出しでディープシーの実勢価格が国内定価並に下がっていることに触れた。