雨キャンプ「正直しんどい」3つの出来事 「濡れ&汚れ」だけじゃない… 実体験レポ

AI要約

雨の中でのキャンプは、初めての人にとっては大変なものである。雨音や睡眠不足が地味にしんどい要因となる。

雨の中のキャンプでは、写真を撮る機会が少なくなるものの、テント内や手もとの写真を心がけることで楽しめる面もある。

天気が変わりやすい山の中でのキャンプでは、希望を捨てずに楽しむ工夫が必要である。

雨キャンプ「正直しんどい」3つの出来事 「濡れ&汚れ」だけじゃない… 実体験レポ

 雨の中でのキャンプは「趣があってよい」という意見もあるが、「雨キャンプ」は不慣れなうちは大変なものである。靴がずぶ濡れになったり、ギアが泥で汚れたりするのは、正直なところ気が滅入る。

 今回は、幾度となく雨キャンプを経験してきた筆者が感じている、雨キャンプの地味にしんどいことを紹介したい。雨が降りやすいこれからの季節、キャンプの計画がある人は、一読してもらうと役に立つかもしれない。

 外にいるときは気にならないのだが、テントに入っていざ眠ろうとすると、意外と気になるのが「雨音」だ。少しの雨でも、テントに当たる雨音は大きく、睡眠の邪魔をしてくる。

 比較的どこでも眠れるタイプの筆者だが、夜中に急に雨が強くなったり、強い風が吹いたりすると、ダダダッと叩くような雨音で目を覚ましてしまうこともあった。そして、キャンプでの睡眠不足は、思った以上にしんどい。翌朝の撤収作業や車の運転にもひびくので、注意が必要だ。

 もし大きめのタープを持っていれば、タープの下にテントを置くような形で設営すると、テントに当たる雨音は軽減できるかもしれない。また、耳栓を持参するのも対策の一つだ。思いがけない雨で、耳栓を用意していなければ、イヤホンやヘッドホンも役に立つかもしれない。

 霧が濃いときにカメラを構えても、あまりにも周囲が真っ白でため息が出てしまう。晴れているときに比べると、どうしても写真を撮る回数は減ってしまう。キャンプ自体は、「雨だー! 最悪だー!」などとなんだかんだいっても思い出に残るものだが、写真が少ないと少し後悔する。

 景色の写真は望めないかもしれないが、雨の日は手もとやテントの中での写真を撮るように心がけたいものだ。また、「山の天気は変わりやすい」という言葉は崩れやすい天気に気をつけようという意味合いで使われることが多いが、逆も然り。一瞬雨が上がって、太陽の光が差すこともある。希望は捨てないでほしい。