繊細な「HSPさん」ほど、モラハラのターゲットになりやすい⁉ 「変わってくれると思ったのに…」と、何度も裏切られるのはナゼ?

AI要約

結婚した途端に優しい姿が嘘だったと気付き苦しむ女性が多い。

モラハラ夫がハネムーン期の優しさを見せ、別れを決断できない女性も多い。

HSPの特徴を持つ人はモラハラの加害者にとって都合のいいターゲットになりやすい。

繊細な「HSPさん」ほど、モラハラのターゲットになりやすい⁉ 「変わってくれると思ったのに…」と、何度も裏切られるのはナゼ?

夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。自分を大切にしてくれ、本当に優しい人だから結婚をしても幸せになれると信じていたのに、結婚した途端に優しい姿が全て嘘だったとわかり苦しんでいる女性がたくさんいます。

モラハラだとわかっていても、経済的理由や子どもの養育の問題、夫がモラハラが治り優しくなってくれるかもしれないという期待から離婚を決断できない方がいます。モラハラ夫が「お前なんか離婚だ」と言うので離婚を決意しても、実際に離婚の手続きを進めようとすると拒否をされ調停や裁判にまで発展をする。モラハラの闇はとても深いものです。そんなモラハラについて長年に渡りカウンセリングを続けてきた私なりの対策をお伝えしています。

今回ご紹介するKさんは、モラハラ男性には必ずあるハネムーン期の優しさを何度も信じてしまい、別れることができずにいるKさんの体験から「なぜ別れないのか」ということが少し理解できるかもしれません。

『私は夫がモラハラだということを1年くらい前に知りました。それでも別れを選ばないのは夫がモラハラ時期の後異常に優しくなり、泣いて反省をするその姿をつい信じてしまうからです。

モラハラ時期にはすごい勢いで私を誹謗中傷し、人間として扱われていない、このままでは私は幸せになれないと思い何度も別れを決意しました。でもその度に、夫は泣きながら謝ってきて「2度とKを傷つけることはしない。だからお願いだからもう一度やり直してほしい。」と土下座までするのです。「愛している」「僕には君しかいない」とまで言われると、つい情にほだされて「もう2度としないならやり直す」と離婚を考え直してしまうのです。

私は子どもの頃から他人の感情をとても敏感に感じ取ってしまうのです。相手の謝罪や涙を見ると気持ちが強く反応し、どんなにひどいことでも許してしまうのです。最近知ったのですが私はHSPの特徴にピッタリと当てはまります。』

モラハラのご相談者様はHSPの傾向にある方が少なからずいらっしゃいます。

HSPとはHighly Sensitive Personが正式名です。HSPの気質を持っている方は、「繊細さん」と呼ばれ、生まれつき感受性が強く、周囲の環境や他人の感情に対してとても敏感に反応をします。HSPは病気ではありません。その方の気質だと思ってください。

【 HSPさんの特徴 】

●深い共感力: 他人の気持ちや状況に対して強く共感します。友達や家族が悲しいと、自分も同じように感じることがあります。

●豊かな感受性: 音や光、匂いなど、周囲の刺激に対して敏感です。例えば、大きな音や強い光が苦手であったり、繊細な味や香りに気づくことが得意です。

●深い思考: 物事を深く考える傾向があります。問題に直面したときには、様々な側面から考え、慎重に行動することが多いです。

●細かい変化に気づく: 周囲の小さな変化や他人の気分の変化にすぐ気づきます。これは、相手が何を感じているのかを理解する助けになります。

このHSPの特徴は、モラハラの加害者にとってとても都合のいいターゲットに当てはまります。