前田美波里「恥をかくことを恐れない」一生、成熟と未熟のはざまで

AI要約

前田美波里さんのステージを観たことのある人は、その大胆かつ優雅な動き、華やかな笑顔に心を動かされる。

美波里さんは体を動かすことが大好きで、最近は水泳にハマっている。

自身の仕事のためにトレーニングを欠かさず行う美波里さんが、ウォーキングや水泳など様々な方法で健康を保っている。

前田美波里「恥をかくことを恐れない」一生、成熟と未熟のはざまで

 ただそこにいるだけで、周囲をパッと明るく照らすような圧倒的な存在感。前田美波里さんのステージを観たことのある人は、誰もがその大胆かつ優雅な動き、劇場の奥の奥まで届きそうな華やかな笑顔に心を動かされたことがあるのではないだろうか。スターの星を持った人が、舞台上で輝くのはある意味当然かもしれないが、美波里さんの場合は、醸し出す雰囲気のみならず、発する言葉の一つ一つが眩しいくらいにキラキラしていた。どんなに経験を重ねても、少しもくたびれたり、諦めたり、退屈したりすることなく、常に新しいこと、面白いことを探している。見た目は大人らしいゴージャス感をたたえ、内面は少女のような好奇心が潜んでいるというのは、女性としては最強のハイブリッドかもしれない。

 誰もが羨むフィジカルを持つ美波里さんは、少女の頃から体を動かすことが大好きだったという。そんな美波里さんが、最近ハマっているのが水泳だ。

 「私の仕事は体が資本なので、昔からさまざまなトレーニングを試してきました。一口にトレーニングといっても、年齢や環境によって、できることが変わります。そのときどきで自分に合ったものを選んできて、たとえばコロナ禍では、ジムに行けなかったので、近所をウォーキングしたりして。そのときは、レッスン料は一切なしで、すごく痩せました(笑)」

 それまでは車移動が当たり前だったのが、1時間ぐらい平気で歩くようになった。

 「ウォーキングは、いちばん安上がりなダイエットだと思うので、『何か始めたいけど、何をやっていいかわからない』という方にはオススメです(笑)。ジム通いが復活してからは、プールではアクアビクス、スタジオではジャズダンスなんかをやっていたんですが、ある日、いつものメニューに飽きちゃって(笑)。ぼんやり、隣のプールを眺めていたら、そんなに上手くない人も、すごく上手な人も両方いて、そのすごく上手な人の平泳ぎが、『あれ? 自分が知っている平泳ぎとは違うな』と思って、興味を持ったんです」

 それがきっかけで、プールレッスンにある「潜水」のコースを試しに受けてみると、「筋がいい」と褒められた。トレーナーから、「ちゃんと水泳を習えばいいのに」と言われ、最初は「ハワイに行ったときや、船で旅をしたときに、綺麗なビーチで潜れたら、それでいいんです」などといって断っていたが、そのうちに、どうしてもバタフライをマスターしたくなってしまった。