ダイエット中でも罪悪感なし! ヘルシーで満足感あり「冷たいスイーツ」簡単レシピ

AI要約

 暑い季節にぴったりのカロリー控えめで満足感のある冷たいスイーツのレシピを紹介。

 寒天、ゼラチン、アガーの特徴や使い方について詳細に解説。

 寒天を使用したひんやりスイーツの作り方を紹介。

ダイエット中でも罪悪感なし! ヘルシーで満足感あり「冷たいスイーツ」簡単レシピ

 アスリート栄養食インストラクターの資格を持ち、簡単で栄養満点なおうちごはんをInstagram(@chan.chan_chii)やブログで紹介している、おうち料理研究家・料理ブロガーちゃんちーさんによるレシピ連載第54回。

 気温や日差しに初夏を感じる季節になりましたが、暑い日は涼しさを求めて、アイスクリームやゼリーなどの冷たいおやつについ手が出てしまいますよね。手軽に身体をクールダウンできますが、カロリーは気になるところ。そこで今回は、「甘さもカロリーも控えめで満足感のある冷たいスイーツがあればいいのに……」を叶えてくれるおすすめの一品を紹介します。これからますます暑くなる夏に向けてぜひお試しください。

 最近日差しが強い日も多くなり、半袖を着る機会も増えてきましたね。冬に蓄えた肉布団をまだ剥がせていない私は、どうにか夏までにあと3キロ……と思っていますが、なかなか食後のスイーツがやめられません(痩せる気はあります・笑)。

 そんな中、もう随分前から注目はしていたのですが、使えずに残っていた粉寒天を発見。寒天スイーツなら、罪悪感なく食後のスイーツも楽しめるはず! 

 というわけで、今回は食物繊維が豊富でダイエットにもおすすめの寒天を使用したひんやりスイーツをご紹介したいと思います。

 ひんやりスイーツの代表のひとつ、ゼリーなどを作るときに欠かせないのが凝固剤ですが、この凝固剤にはいろいろな種類があります。以前の記事でも少し触れていますが、レシピをお伝えする前に、今回はより詳しく「寒天」「ゼラチン」「アガー」の特徴や使い方などを説明したいと思います。

 まず、今回使用する「寒天」は、食感がホロホロとして歯切れがよく、海草が原料で食物繊維が豊富。カロリーはほぼゼロなため、ダイエットにもおすすめです。

 凝固力も強く、少量で多くの水分を固めることができ、常温(40~50度)でも固まり始めるため使いやすいです。ただ、完全に溶け切る前に砂糖を加えてしまうと凝固力が弱くなるので注意が必要です。また、長い棒形の棒寒天や細い糸状の糸寒天はスイーツだけでなく、スープやサラダなどの料理にも使えます。

 「ゼラチン」は、牛や豚などの骨や皮から抽出された動物性タンパク質のコラーゲンからできていて、弾力があり、柔らかくぷるんとした口溶けのいい食感。

 お湯に溶けやすいので初心者さんにおすすめですが、生のパイナップルやキウイなどの酵素の働きにより固まりにくくなる性質があります。なので、フルーツ缶を使うと簡単に失敗なく作ることができます。ゼリーだけでなく、ムースやババロア、グミなど幅広く使えますが、25度くらいで型崩れしてしまうので夏場などは気温に注意が必要です。

 そして、「アガー」は寒天とゼラチンの間くらいのふるふるとしたとろけるような食感。寒天やゼラチンに比べて透明度が高いので、サイダーゼリーや水ゼリー、中身を見せたいフルーツゼリーなど、透明感のあるゼリーを作るのにおすすめです。

 原料は海藻の抽出物やマメ科の種子の抽出物で、30~40度で固まり始めるため、常温でも溶けないのが特徴。手土産などの持ち運ぶスイーツに適しています。調理する際、ダマになりやすいので、あらかじめアガーと砂糖を混ぜて使用することを推奨します。

 と、このようにそれぞれに特徴のある凝固剤ですが、このスイーツにはこの凝固剤! と決めて作るよりは、いろいろ試してお好きな食感を見つけてみるのも楽しいと思います。

 それでは、寒天を使用したひんやりスイーツの作り方をご紹介します。お子さんと一緒に作ることもできるので、休日や時間のある日に作ってみてくださいね。