ビジネスでの生成AI活用は「文章要約」「情報収集」「メール文章作成」が上位。職場でのルールや規則「ある」は83.3%

AI要約

MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した調査によると、ビジネスにおける生成AIの活用経験上位は「文章要約」「情報収集」「メール文章作成」「翻訳」だった。

調査では、ビジネスでの生成AI活用目的や活用度、業務効率の向上などについて調査され、「業務効率の向上」が最も多い目的であり、生成AIの活用により70.6%の人が業務効率が上がったと回答した。

ほぼ半数の人が生成AI活用に依存しており、ルールや規則も83.3%の職場で設けられている。最も多いルールは「顧客や従業員の個人情報を入力しない」というものだった。

ビジネスでの生成AI活用は「文章要約」「情報収集」「メール文章作成」が上位。職場でのルールや規則「ある」は83.3%

MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した「生成AIのビジネス活用に関する調査」によると、ビジネスにおける生成AIの活用経験上位は「文章要約」「情報収集」「メール文章作成」「翻訳」だった。調査対象はビジネスでの生成AI活用経験者402人。期間は2024年4月24日~4月26日。

 

調査対象者にビジネスにおける生成AIの活用経験について聞いたところ、「活用したことがある」と回答したのは「文章要約」(60.4%)が最多。次いで「情報収集」(60.2%)「メール文章作成」「翻訳」(それぞれ59.7%)だった。

 

ビジネスで生成AIを活用する目的では、「業務効率の向上」(56.5%)が最も多く、次いで「作成物の精度向上」(41.0%)「人件費などのコスト削減」(29.9%)だった。

 

生成AIに関する職場の活用推進度と自身の職場での活用度について聞いたところ、職場での活用推進度は10点満点中「5点」が13.4%で最も多く、「8点」が13.2%、「7点」「9点」がともに11.2%で続いた。

自身の職場での活用度は10点満点中「8点」が16.2%が最多。次いで「7点」が13.2%、「5点」が11.9%だった。

 

ビジネスにおける生成AI活用での業務効率について聞いたところ、「上がった」(23.6%)と「やや上がった」(47.0%)と合わせて、70.6%が「業務効率が上がった」と回答した。

■ 約半数が「生成AI活用に依存している」と回答

ビジネスにおける生成AI活用への依存度については、56.0%が「依存している」と回答した(「依存している」(16.4%)と「やや依存している」(39.6%)の合算割合)。

 

生成AI活用における職場でのルールや規則の有無を聞いたところ、83.3%が「ルールや規則がある」と回答した。

■ 最も多いルール・規則は「顧客や従業員の個人情報を入力しない」

生成AI活用における職場でのルールや規則の内容について、最多は「顧客や従業員の個人情報を入力しない」(39.7%)で、「データに偏りがないようにする」(38.8%)「会社の機密情報を入力しない」(38.5%)と続いた。