緊急地震速報の「アラート」音…なぜあなたのスマホだけ鳴らないのか?

AI要約

2024年4月17日23時14分ごろ、愛媛県と高知県で最大震度6弱が観測される地震が発生(豊後水道地震)したのは記憶に新しい。深夜に緊急速報のアラート音で飛び起き、両親も目を覚まし、テレビの速報を待った。

緊急速報の重要性について説明し、中高齢世代におすすめの機能であることを指摘。iOSでの緊急速報の設定方法も解説。

iPhoneでの緊急速報の設定方法を丁寧に解説。通知設定から緊急速報のオン/オフや警報音の設定方法を紹介。

緊急地震速報の「アラート」音…なぜあなたのスマホだけ鳴らないのか?

 2024年4月17日23時14分ごろ、愛媛県と高知県で最大震度6弱が観測される地震が発生(豊後水道地震)したのは記憶に新しい。偶然故郷の岡山県に帰省し、60代の両親と過ごしていた筆者は、深夜にけたたましく鳴る「緊急速報」のアラート音で飛び起きた。

 筆者のiPhoneから鳴り響く「緊急速報」、そして数刻後に訪れた揺れによって、隣室で就寝していた両親も「なんだ、なんだ」と慌てて目を覚ました様子。すぐにテレビのニュース番組をつけ、速報を待った。

 各地の震度速報を確認してようやく一息ついたところ、母親が筆者に尋ねた。「さっきの警報、お母さんたちのスマホじゃあ、鳴らんかったんじゃけど…」

 緊急速報とは、気象庁が配信する「緊急地震速報」「津波警報」、国・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」などを、各通信キャリアが対象エリアのユーザーに一斉に配信するサービスだ。

 ともに60代の両親はスマートフォンを普段から携帯しているものの、主に利用するのは通話やインターネットなどの基本的な機能のみ。アプリや詳細な設定を使いこなしているとはいえない。しかし、「緊急速報」の機能を設定しておけば、いざという時に机の下に避難したり、コンロの火を止めたりなど、とっさの対応が可能になる。中高齢世代にこそ、押さえておきたい機能だろう。

 本記事では、「実はよく知らない」「今さら聞けない」スマートフォンの緊急速報設定法について解説する。とても簡単なので、ぜひ今一度確認してみてほしい。

 まずは、iPhoneにおける緊急速報の設定方法を紹介します(iOS17.4.1/2024年5月21日時点)。

 まず、ホーム画面から「設定」を押します。

 設定のページにある「通知」を押します。

 画面の下までスクロール(下方向へ移動)します。

 ページの一番下にある「緊急速報」を押します。

 緊急速報を鳴らしたい場合は「緊急速報」を「オン」(緑色)、緊急速報を切りたい場合は「オフ」(グレー)に切り替えます。また、「常に警報音を鳴らす」を「オフ」(グレー)にすると、iPhoneが消音モードのときは警報音が鳴らないように設定できます。