「ひとりでいることが好き」50%超に 「情報通信技術の発展」やコロナ禍を経て「ひとりでいること」の良さに気付いた人が増えたことが要因か 生活者の意識調査で判明

AI要約

30年間の研究によると、ひとりでいることを好む人の割合が増加し、半数を超えることが明らかになった。

情報通信技術の発展やコロナ禍を経て、ひとりでいることの良さに気付く人が増えたとされている。

研究所は、「ひとり」の時代の到来に着目し、新しいビジネス・チャンスが生まれる可能性を指摘している。

「ひとりでいることが好き」50%超に 「情報通信技術の発展」やコロナ禍を経て「ひとりでいること」の良さに気付いた人が増えたことが要因か 生活者の意識調査で判明

大手広告代理店・博報堂のシンクタンクによる研究発表会が青森市で開かれ、“ひとりでいることを好む人”の割合が、30年前と比べて増加し、半数を超えたことなどが報告されました。

博報堂生活総合研究所が開いた研究発表会には、県内の企業関係者など約50人が参加しました。

研究所では、30年にわたって生活者の意識調査を行なっていて、20日の発表会では、みんなでいることよりも「ひとりでいる方が好きだ」と答える人の割合が30年前の前回から10ポイント以上増え、56%と過半数を超えました。

要因について、生活総合研究所は情報通信技術が発展したことや、コロナ禍を経て、ひとりでいることの良さに気付いた人が増えたとみています。

博報堂生活総合研究所 石寺修三所長

「(「ひとり」とは)結婚してても、未婚でも、会社に所属してても、ひとりになりたい時になるという精神性・モードのこと。ひとりでいる時間・ひとりで行動したいという意識の高まりに着目して発表した」

発表会では、「ひとり」で行動することに価値を見出す生活者の声も紹介され、「個」の時代の新しいビジネス・チャンスを生む可能性があるという考えが示されました。